オランダでアラブ系の若者が暴徒化、イスラエル人のサッカーファン襲撃…試合終わるのを待ち伏せか
【エルサレム=福島利之】イスラエルの公共放送カンなどによると、オランダの首都アムステルダムで7日夜、イスラエル人のサッカーファンがアラブ系の若者らに襲撃され、少なくとも12人が負傷した。パレスチナ自治区ガザでの戦闘が止まらない中で、憤る若者らが襲撃したとみられる。 【動画】殺害直前のハマス最高幹部シンワル氏、追い詰められドローンに棒を投げる
この日は、イスラエルのチームとオランダのチームの試合が行われ、イスラエルから多数のファンが訪れていた。暴徒は試合が終わるのを街角で待ち伏せて襲撃したという。ネットに上げられた映像では、逃げ回るイスラエル人を暴徒が追いかけて殴り、「パレスチナを解放せよ」と叫びながら蹴る様子が映されている。
イスラエルのイツハク・ヘルツォグ大統領は「反ユダヤ主義のポグロム(ユダヤ人迫害)だ」と非難する声明を出した。政府は自国民ファンの退避のため、オランダにチャーター機2機を派遣した。