【Amazonの販売事業者向け最新AIツールまとめ】生産性向上と事業成長を支援する「Project Amelia」、動画と画像のAIツールとは
分析ツールを強化
新たな分析ツールは、販売者事業者のデータマーケティングをさらにサポートします。分析ツールの機能と、販売事業者にもたらすメリットは次の通りです。 ・「Customer Journey Analytics」は、バイヤーが商品を選ぶ際の傾向と問題点を特定し、顧客の購買体験とコンバージョンの改善を支援 ・従来よりも強化された「Tailored Audiences(テーラードオーディエンス)」は、興味・関心によって顧客をセグメント化し、クロスセルと新規顧客獲得を促進 ・「Business Planner」はAIを活用し、売り上げと販売データを基に、販売事業者の事業成長のタイミングを特定 ・近日中に試験運用が開始される「Custom Analytics」は、販売事業者に対して、売り上げから広告までの主要な指標を包括的な管理画面によって提供 分析ツールは、2023年にAmazonが提供を始めた「Brand Tailored Promotion」を基盤としており、特定の顧客層に販売事業者が割引を提供できるようにしています。Amazonによると、サービス開始以来、10万人以上の販売者が「Brand Tailored Promotion」を利用しており、約800万人の新規顧客にリーチして、1500万件以上のリピート購入を促進しています。
AI搭載ツールの拡大
Amazonは、自社が提供するサービス全体でAIを着実に拡大してきました。2024年の初頭、Amazonは販売事業者が商品リストを作成できるAI搭載ツール、AIショッピングアシスタントの「Rufus」、企業や開発者向けの「Chatbot Q」を導入しています。
Amazonはクラウドベースの音声サービス「Alexa(アレクサ)」のAI搭載アップグレードにも取り組んでいると報じられており、これは新たな有料サブスクリプションサービスの一部となる予定です。