元セクシー女優が語る「海外向けライブ配信」の実態。高収入の裏に潜む“世界規模のデジタルタトゥー”の危険性
元セクシー女優でフリーライターの「たかなし亜妖」がお届けする連載コラム。2016年に「ほかにやることがなかったから」という理由でセクシー女優デビュー。女優生活2年半が経過したところで引退を決意し、現在は同人作品やセクシービデオの脚本など、あらゆる方面で活躍中。 ⇒【写真】元セクシー女優で、現在はフリーライターの「たかなし亜妖」
セクシー系ライブチャットが流行
同人ビデオ、ファンクラブ運営、BANギリギリのお色気YouTuber……。セクシー女優以外にもオトナ向けコンテンツで稼ぐ方法は増えたが、その中でも近頃勢いを増すのが「ライブチャット」である。 ライブチャットは今に始まった文化ではないが、多くの女性たちが目を付けたのは外国人客をターゲットにした海外向けの配信。もちろん内容は成人向けだが、これが高収入を目指す人々の間では大きな話題となっているらしい……。 少し前は個人ファンクラブの運営が流行ったものの、今はもう飽和状態。どのサイトも人が溢れ返り、知名度の高いインフルエンサーやコスプレイヤー、セクシー女優が参入してからは稼ぐ難易度が上がってしまった。ファンクラブはブランディングが必要不可欠で、絶えることなく更新を続けなければならないため、途中で挫折する人も多いという。 そんななか、次のブームとしてやってきたのが海外向けセクシー系ライブチャットだった。ライブなら動画制作などの手間もなく、家に居ながら収入を得られるため、内容に抵抗がなければ挑戦のハードルが低い。まだファンクラブや同人ビデオほど参入者が少ないのもあって、一部の界隈では配信ブームが起きている。 もちろん国内向けのライブチャットも多数存在するが、身バレや収入面、ルールの厳しさなどを危惧して、あえて海外向けを選ぶ女性も多い。スカウトマンも最近は配信案件の紹介に力を入れており、SNSでもチャレンジする人を常に募集しているくらいだ。
海外ライブチャットが稼げるワケ
ライブチャットの給料制度はサイトによって若干異なるものの、海外向けの場合は大抵チップ制度が導入されている。配信者にたくさんお金を落とすユーザー、つまり“太客”を掴んでしまえば時給数万、数十万、それ以上も可能。これぞ海外ドリームと言えよう。 国内でも推しメンへの“お布施”が好きな客はいるけれど、世界レベルになるとチップの額が桁違いになる。日本人と違って海外の観客は配信文化に慣れているからこそ、お金の落とし方が大胆なユーザーが多いのだ。 また、国内限定のライブチャットとは違い、世界配信となれば利用者の数も違う。チャンスをいくらでも掴める環境で、さらに日本人女性というブランドをフル活用するにはうってつけの場。魅力的なボディや海外ウケするルックスを持ち、日本語以外の言語が操れたら鬼に金棒でしかない。 実際に、月収数百万円を手にする配信者も増えている。間違いなく、会員数が増えるかわからないファンクラブサイトを延々と運営するよりも安定しやすいだろう。 ユーザーに“ウケる”系統は限られるけれども、ピタッとハマれば驚きの金額を手にできるのだ。