小池都知事定例会見1月6日(全文1)備蓄アルファ米約32万食他子供食堂などへ
食品ロスを少なくするという観点からの取り組みについて
それから、きのう、皆さま方にはすでにお知らせしたところではありますけれども、食品ロスを少なくするという観点からの取り組みについて、3番目としてご紹介をしておきます。もったいない精神の1つでもあるんですけれども、本来、食べられるものが捨てられるというのが食品ロスでございますけれども、これがクラッカーなんですね。防災用のクラッカーということでございますけれども、東京都で大規模災害が発生したときに備えまして、アルファ化したお米、それからクラッカーなどの食品を備蓄をいたしております。で、この2月末と4月末に合わせて、約67万食の備蓄食品が賞味期限を迎えることとなっております。で、そこで、これ、その67万食が賞味期限が切れたから、はい、捨てますというのではなくて、その一歩手前の段階で、この防災の非常食、これを環境局、福祉保健局の連携で、これ、初めての試みになるんですけれども、これらの防災備蓄食品を有効に使おうということでございます。 で、まずアルファ化米を中心にして、約32万食、これについては社会福祉法人、それからフードバンクなどを提供して使っていただき、それはまた「子ども食堂」などにも流れることになります。それから、2月末に賞味期限が来るのがこのクラッカー、約10万食なんですけれども、都民の皆さま方に配布をさせていただくということで、個人の方へは都立動物園、そしてスポーツイベントなどでの配布を考えております。また、社会福祉法人などの団体の皆さまを対象にいたしまして、週明けの10日からネット上で引き渡しの受け付けを行う予定でございます。今回の配布をきっかけとして、防災備蓄の重要性と、そして食べ物の大切さを都民の皆さま方に考えていただきたいという趣旨でございます。 残りの備蓄食品についても、さらに引き受けてくださいます配布先を探すなどをいたしまして、できる限り有効に活用してまいるということでございます。賞味期限が切れるちょっと前でありますから、品質に問題はありません。ぎりぎりまで持っておく、少々その分、期限が前倒し、前倒しになるわけでありますけれども、結果として食品ロスを防ぐという観点からは有効ではないかと考えたところでございます。今回、急遽、対応することといたしましたので、この、今、申し上げたような配布方法を採らせていただきますけれども、今後は防災備蓄食品をいったいどのようにして有効に活用していくのが一番、サウンド、健全なのかということで、言ってみれば東京方式という、そういうシステムを構築していきたいと考えております。皆さんでちょっと味見しておいてください。