「昔から殺人事件調べるの好き」“紀州のドン・ファン”元妻 検察側質問で元夫殺害を完全否定 傍聴続けた記者「弁護側と検察で返答の違い」
■検察側の被告人質問 「人殺し扱いされていたので怖くて言えなかった」
そして午後から始まった検索側の被告人質問。 そもそも野崎さんに覚醒剤を頼まれて買ったと、警察の捜査段階でなぜ言わなかったのかと問われると。 須藤被告:人殺し扱いされていたので、怖くて言えませんでした。警察に言ったところで信じてもらえるとも思っていませんでした。 検察側の質問に対しても自身の主張を貫いた須藤被告。
■「須藤被告 弁護側と検察側で返答の仕方に違い」
検察側の質問に対しても自身の主張を貫いた須藤被告。裁判の最新情報と傍聴で見えてきた須藤被告の変化について、和歌山地裁前から伝える。 記者リポート:2回目となった被告人質問は午後5時ごろまで続いていました。まず注目の発言からお伝えしていきたいと思います。 11日はおもに検察側からの質問が行われました。その中で須藤被告が事件前に『老人 完全犯罪』などとスマートフォンで検索していたことについての質問が出ました。須藤被告は検索したことは認めたものの、『野崎さんとは関係ない』と説明しました。 前回、今回と被告人質問を傍聴していて印象的だったのが、須藤被告が弁護側に対して返答するときと検察側に対して返答するときの違いです。 弁護側からの質問には、例えば覚醒剤に関して、実際は氷砂糖だったという証言もありますが、野崎さんに渡した時間など、具体的なところまで、すらすら自信をもって答えているような印象でした。
■発言に矛盾 須藤被告の検察側への強い警戒心も垣間見える
記者リポート:一方、検察側からの質問が始まると、野崎さんから覚醒剤を買うように頼まれた時期について、弁護側に対しては4月以降だったと答えていましたが、11日は3月末以降だったと言い、発言が矛盾する場面もありました。 『矛盾がありますよ』と指摘されると、一瞬答えに迷う部分があり、それ以降は、検察側の質問に対して須藤被告の側から、『それはいつの話ですか?』と何度か確認する場面も多くなったなと思います。犯行を否認している須藤被告の、検察側に対する強い警戒心のようなものがうかがえました。 次回は裁判所や裁判員からの質問も予定されていて、最後の被告人質問で須藤被告が何を語るのか注目されています。 (関西テレビ「newsランナー」2024 年11月11日放送)
関西テレビ
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