金正恩「12歳の娘ジュエ」が4代目の支配者に?...金王朝の「後継者」と予想される理由
体重140キロの肥満体で疾患のリスクが高いとされる金総書記。韓国の情報機関は娘「ジュエ」に後継者教育を施していると報じたが、北朝鮮の次の指導者は誰になるのか──
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記(40)が娘の「ジュエ」に後継者教育を施している──韓国の情報機関、国家情報院は7月29日、国会情報委員会にそう報告した。 【動画】アイスを食べながら金正恩の顔を撫でまわすジュエ 金は体重140キロの肥満体で、30代初めから高血圧と糖尿の症状が出ており、心臓血管系疾患のリスクが高いとも伝えられた。 現在、12歳前後とみられるジュエが最初に表舞台に姿を見せたのは2022年11月、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の試射を視察する父に同行したときだった。以来、重要なイベントにたびたび登場。 今年3月には北朝鮮の朝鮮中央通信が高位の指導者に使われる敬称「偉大嚮(きょう)導者」を使用し、後継であることを示唆しているとされた。 この予想が現実になれば、ジュエは金王朝4代目の支配者となるが、一族のほかのメンバーが後を継ぐ可能性も排除されたわけではない。 金と妻の李雪主(リ・ソルジュ)の間にはほかに子供が2人いるとされる。また、金の妹の金与正(キム・ヨジョン)も後継候補と目され、多大な影響力を振るっている。