デイトナ 「Mio」の発表会でヘルメット装着型ドライブレコーダー初披露! ベーシックモデルのM802WDにも注目だ
1440ピクセル、IP67規格を採用したヘルメット装着型ドラレコ「MiVue MP30 GPS」
今回発表された製品で特に注目されたのは、ヘルメット装着型ドライブレコーダー「MiVue MP30 GPS」だろう。その名の通りヘルメットに装着するタイプのドライブレコーダーであり、前後2カメラを搭載するバッテリー式だ。 非常にコンパクトな外観だがこのドラレコは侮れない。小さなボディに膨大な技術が注ぎ込まれており、まさにMioが培ってきたドラレコ技術の集大成とも呼べる製品に仕上がっていた。 HDRの2カメラで露出を最適化し、同時に2Kの高解像度録画が可能。バッテリーは3200mAhと大容量で4~4.5時間の連続録画を可能とし、防水防塵性能も安心のIP67規格を取得している。 特に解像度の高さがキモで、なんと1440ピクセルを達成しているというのだから驚き。ハイエンドモデルのM820WDでさえ1080Pであり、通常ではこの解像度でもドラレコとしては十分なのだ。 しかしMP30 GPSはヘルメットに装着するタイプ。バイクの挙動だけでなく頭の動きでも映像に影響が出てしまうため、高画質な映像録画が必要となったのだろう。 特徴はそれだけではない。自らもバイク乗りだという開発者によれば、極限までライダーが快適に使える仕様に突き詰めたという。 磁気感知機能を搭載しており、同梱のマウントに装着するだけで電源がオンになるのだ。同時にジーセンサーが働くことで、3分間アクションが無ければ自動で電源が落ちる仕組み。そのためオン・オフスイッチの操作は必要ない。 驚きなのは本体にスイッチがひとつしかなく、ライダーがライディングに集中できるよう、あえてシンプルな作りにしたと開発者は語る。 本体を取り付けるためのマウントはヘルメット右側への装着となるが、これはインカムが左側に装着されることを加味したレイアウト。気軽にドラレコを利用したいライダーにとって、これほど手が出やすい製品も少ないのではないだろうか。 現在発売時期は未定となっており価格も未定だが、おそらく2万円~3万円の間になるだろうと予想される。今後もMioの動向に注目していきたい。
瀧村 和也