この植物は「リュウゼツラン」? 数十年に1度だけ花を咲かせる 果たしてその正体は? 鹿児島市
鹿児島テレビ
こちらは鹿児島市のある住宅の庭で育てられている植物です。 数十年に1度だけ花を咲かせるという「リュウゼツラン」ではないかということで、はたして、その正体は? 鹿児島市武岡の松田さん宅の庭の植物に、この夏、ある異変が。 庄村奈津美記者 「こちらの家の庭先で10年ほど前から育てられているというこの植物。なんとこの夏、初めて、真ん中から花の茎が伸び始めたということなんです」 8月中旬から、にょきにょきと成長! 10月にはつぼみを出し始め、現在の高さは約3メートル! 数十年に1度だけ花を咲かせる植物「リュウゼツラン」では?と、KTSに情報を寄せてくれた松田さん。 情報を寄せてくれた・松田金晴さん 「50年に1度しか咲かない花と聞いたので、うれしさもあるし、自分の所の小さな庭に咲いたというのはビックリもしてるし」 リュウゼツランはメキシコなどに自生する植物で、日本では観賞用として楽しまれています。 葉の形が「竜の舌」に似ていることが「リュウゼツラン」の名前の由来になっています。 果たしてこれは、「リュウゼツラン」なのか。 県立博物館の担当者に見てもらうとー 県立博物館 学芸主事・金本直子さん 「つぼみですね」 Q.これから花が咲く? 「下からだんだん咲いていっていると思う」 Q.この植物の名前は、ずばり? 「リュウゼツランです。その仲間で間違いないと思う。(花茎が)急に伸び始めて花を付けて枯れてしまうと言うことで、なかなか珍しい植物」 龍のように天高く上昇する「リュウゼツラン」。 辰年の2024年にぎりぎり間に合わせたかのように、珍しい話題を鹿児島に届けてくれたようです。 この「リュウゼツラン」。 2024年、全国各地で花が咲いたという話題が聞かれました。 県立博物館の金本さんは断定はできないと前置きした上で、この夏の猛暑の影響で各地で花をつけたのかもしれないと話していました。
鹿児島テレビ