米メディアはマリナーズ菊池のデビューを大絶賛「才能は野球界において最高レベル」「驚愕のカーブ」
シアトル・マリナーズの菊池雄星(27)が25日(日本時間26日)、米国アリゾナ州ピオリアで行われたオープン戦のレッズ戦に渡米後、初先発、2回を投げて被安打1、奪三振1、2失点の内容でデビューした。1回は最速153キロをマークして三者凡退。2回には味方のエラーが重なり2点を失ったが自責点はゼロ。さっそく米国メディアは菊池のデビューを大きく取り上げた。 メジャーリーグ公式サイトは「菊池がスプリングトレーニングのデビュー戦で鋭さ」との見出しを取り「左腕(の菊池)は2回の印象深い投球とボットから奪った三振で見出しを作った」と伝えた。 記事は「菊池が今後の大リーグのキャリアでたくさんの三振を奪うことに疑いはないが、マリナーズの貴重な日本人フリーエージェント(の菊池)が奪った最初の三振はカーブでオールスター6度出場のジョーイ・ボットを身動きさせない記憶に残るものとなった」と、安打製造機と言われるボットから奪った三振をピックアップ。 さらに「菊池の速球は、92マイル(約148キロ)から94マイル(約151キロ)あたりで、ナショナル・リーグの元MVPのボットを2-2から三振に斬ったカーブ、ヤシエル・プイグをハーフスイングのゴロに抑えた球速の遅い球種が効果的なことを証明した」と絶賛した。 ボットは「とても良いカーブだった。とても驚いた。今のリーグでは、あのようなカーブを投げる投手は多くない。ドジャースの柳、ドジャースのクレイトン・カーショー。おそらく左から従来のカーブを投げる投手は、もう数人だけだ。多くの可能性を秘めている」とコメントした。 シアトル・タイムズ紙は「『とても良いよりも良かった』。菊池がマリナーズを感銘させ、デビュー戦でレッズのボットを三振」との見出しで「菊池は、2回を投げて自責点無しの印象深い投球の中で、2人目に対戦した打者のボットから三振を奪った」と報じた。