水波綾が計1時間25分を戦い抜き、尾崎魔弓から無差別級王座を奪取!「OZのリングをアニキ色に染めていきたい」
「プロレス人生でこんなに長くリングの上にいるのは初めてです」
OZアカデミー女子プロレスは27日、年間最大のビッグマッチとなる神奈川・横浜武道館大会~狂妃乱舞~を開催した。 OZアカデミー女子プロレス横浜武道館大会写真ギャラリー 今大会ではメインイベントで行われるOZアカデミー認定無差別級選手権で王者・尾崎魔弓への挑戦権をかけて、セミファイナルにてOZアカデミー認定無差別級選手権挑戦者決定戦イリミネーション10人タッグラストウーマンスタンディングマッチが行われた。 ラストウーマンスタンディングとはくじ引きによるチーム分けの複数タッグで開始。フォールやギブアップを奪われた選手は脱落し、残り2人になるとシングルマッチに突入する。このシングルでは3カウントフォールの直後、そのままダウン10カウントを奪わないと勝利とはならない。相手がダウンカウント中に立ち上がるとフォールは無効・試合続行となる、OZアカデミー独自の完全決着ルールであり、ジャガー横田&加藤園子&松本浩代&水波綾&青木いつ希 vs AKINO&朱里&山下りな&安納サオリ&ZONESが激突。 次々と敗れてリングを後にしていく中で水波と松本が残り、シングルマッチが行われ61分07秒、水波がホットリミットで勝利した。 するとすかざす尾崎の入場テーマが流れてリングイン。無差別級王座戦が始まると、序盤はフラフラな水波を尾崎が容赦なく場外戦などで追い込んでいく。 しかし、中盤で本人もターニングポイントを振り返る、場外のテーブルへのホットリミットで巻き返す。尾崎のレッドミストも椅子で回避して反撃していき、24分58秒ホットリミットで決着をつけた。 セミファイナルと合わせて1時間25分を超える戦いを制した水波であったが、元正危軍メンバー(雪妃魔矢、安納サオリ、翔、ポリス)がリングに姿を見せ尾崎を襲撃。雪妃がマイクで尾崎を罵ると「あんたが好きな1対3ってやつ」と1対3のハンデキャップマッチを要求。 尾崎もこれを受けて立つと返答して11月10日新宿大会にて尾崎vs雪妃&安納&翔のハンディキャップマッチが決定した。 元正危軍と尾崎がリングを後にするとベルトを受け取った水波が涙ながらに「プロレス人生でこんなに長くリングの上にいるのは初めてです。ベルトが私の手元にあるということは、私がシングルのチャンピオンだー!」と力を振り絞り雄たけびをあげると”アニキコール”が送られた。 続けて「このOZのリングをアニキ色にどんどん染めていきたいと思います」最後は「お家に帰るまでがプロレス」とメッセージを送り大会を締めた。 強敵の尾崎を倒した水波はバックステージにて「本当に不死身のように立ち上がってくるという印象がどうしてもあって、ハンデ(ラストウーマンを勝ち抜いて)があって戦うのはすごいキツいものがあった。でもこれは本当にチャンスだし、これを逃したらまたチャンスがいつくるかわからないから。とにかく無我夢中。無我夢中すぎて、尾崎だからっていうよりは目の前の敵がいるから無我夢中で戦ったてのが本当に…でもやっぱりやってもやっても起き上がってきて終わりが見えない戦いっていうのはありましたけど、途中、机にホットリミットをやったところから勝機がこっちにちょっとづつ向いてきたかなって感じてました。あとはもう気持ちで押し切った感じです」と振り返った。 また、OZのベルトについての印象を「OZのベルトは歴史があって、OZっていう存在自体がそもそも歴史があるし。私がファンでOZアカデミーを見ていたっていう立場からある。そのシングルのベルトがいまこうして手元に来たっていいのは感慨深いし。諦めないでやり続けたらちゃんと結果はついてくるなっていうのは今日の戦いで本当に思いました」とベルト奪取を噛み締めた。 OZアカデミー女子プロレス横浜武道館大会~狂妃乱舞~ 日時:2024年10月27日(日)16:00試合開始 会場:神奈川・横浜武道館 観衆:1,799人(満員) ▼第一試合:6人タッグマッチ30分一本勝負 ダンプ松本&◯堀田祐美子&伊藤薫 vs ラム会長&稲葉ともか&●Chi Chi 12分32秒 掌底 ⇒ 体固め ▼第二試合:3WAYマッチ30分一本勝負 ◯倉垣翼 vs ●マスクド・ハナハナ vs ●炎華 17分19秒 Wアルゼンチン・バックブリーカー ⇒ Wギブアップ ▼第三試合:OZアカデミー認定タッグ選手権次期挑戦者決定戦 3WAYタッグマッチ30分一本勝負 【キッズくらぶ】狐伯&花園桃花 vs 雪妃魔矢&●翔 vs 【スターダム・FWC】◯葉月&コグマ 17分03秒 垂直落下式ブレーンバスター ⇒ 片エビ固め ※12月30日後楽園大会におけるFWCのタッグタイトル挑戦が決定 ▼セミファイナル:OZアカデミー認定無差別級選手権挑戦者決定戦 イリミネーション10人タッグラストウーマンスタンディングマッチ時間無制限 ジャガー横田&加藤園子&松本浩代&水波綾&青木いつ希 vs AKINO&朱里&山下りな&安納サオリ&ZONES <退場順> 17分05秒 ◯ジャガー横田 vs ●ZONES 片エビ固め ※丸め込んで 24分15秒 ●青木いつ希 vs ◯朱里 バズソーキック ⇒ 片エビ固め 27分57秒 ◯水波綾 vs ●朱里 ラリアット ⇒ 片エビ固め 33分35秒 ●ジャガー横田 vs ●山下りな 両者リングアウト 39分35秒 ◯加藤園子 vs ●安納サオリ クーロンズゲート ⇒ 片エビ固め 40分33秒 ●加藤園子 vs ◯AKINO フランケンシュタイナー ⇒ エビ固め 47分20秒 ◯松本浩代 vs ●AKINO エビ固め ※フランケンシュタイナーを切り替えして ※赤コーナーの松本浩代・水波綾2名生き残りからラストウーマンスタンディングルールのシングルマッチに突入 61分07秒 ◯水波綾 vs ●松本浩代 ホットリミット ⇒ エビ固め ※水波綾が無差別級選手権挑戦権を獲得 ▼メインイベント:~The Wizard of OZ~OZアカデミー認定無差別級選手権 シングルマッチ60分一本勝負 【第30代王者・正危軍】●尾崎魔弓 vs 【挑戦者】◯水波綾 24分58秒 ホットリミット ⇒ エビ固め ※第30代王者が二度目の防衛に失敗。水波綾が第31代王者となる ※11月10日新宿大会における尾崎魔弓vs雪妃魔矢&安納サオリ&翔のハンディキャップマッチが決定 レフェリー:伊東幸子、石黒淳士 リングアナ:ダイナマイト関西、中村裕之 〈試合写真提供:OZアカデミー女子プロレス〉
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