宝塚・石積みの「生」オブジェ照らす 阪神淡路大震災から明日17日で25年
宝塚・石積みの「生」オブジェ照らす 阪神淡路大震災から明日17日で25年
兵庫県宝塚市の武庫川にある宝塚大橋付近の中州で16日夕、中州付近の石を積んで作られた「生(せい)」の字のオブジェに灯りが照らされた。17日は阪神淡路大震災の発生から25年。同震災の発生時刻の12時間前に合わせ、市民らが犠牲者の冥福を祈った。 【拡大写真】オブジェ近くでは集まった多くの市民が黙とうをささげた
このオブジェの大きさはタテ約20メートル、ヨコ約10メートル。震災から10年後の2005(平成17)年に、宝塚市の現代美術家、大野良平さんが、阪神大震災の犠牲者への鎮魂などの願いを込め制作した。そして、16日は宝塚市内で亡くなった人の数に合わせ、118本の懐中電灯で照らされた。
これまでに台風の強風や大雨による増水などで石が流され、何度かボランティアらによって修復されてきた。現在のものは10代目で、昨年12月上旬に約90人のボランティアによって再現されたという。