注意喚起してもなくならない「自走式カートの事故」 改めて意識したい運転中の心構えとは?
自走式カートは運転免許取得のゴルファーが運転すべき
ラウンド時に使用するゴルフカートには、ボタンやリモコンでスタート&ストップさせる「電磁誘導式カート」とゴルファー自らが運転する「自走式カート」があります。 【写真】導入ゴルフ場に行きたい! クーラー付きカートの快適さをリポートする山内鈴蘭 「自走式カート」はカート道路を自由に運転できて、ゴルフ場によってフェアウェイ内も走行することができます。スピードが出やすく速く移動ができるというメリットがあります。
しかし運転技術やマナーが悪いとカート道路から外れてしまったり最悪事故の危険性もあるため、基本的には同意書に署名したうえで自動車運転免許所持者が運転するのが望ましいとされています。 スタート前にスタッフから求められる同意書の署名は煩わしいかもしれませんが、きちんと内容の確認と「カートの運転には気をつける」という気持ちを持ってスタートして欲しいです。
実際にゴルフ場ではカートの事故が頻発していて、救急車を呼ぶ事態にまで発展しているケースもあるそうです。せっかく楽しみにしていたラウンドなのに、カート事故の当事者になることがないように改めて注意してほしいところです。
初めてのコースでは「教習所」のつもりで運転すべき
初めて行ったコースで「自走式カート」を運転する場合、カート道路がどんな状態なのか分からないままスピードを出し過ぎたり、よそ見運転や身体を乗り出す行為は危険でしかありません。
実際にゴルフ場スタッフから話を聞くと、下り坂やカーブの強い場所でカート道路の縁に乗り上げて横転事故を起こしてしまい、救急車を呼ぶことになったゴルファーもいるそうです。 「まさか自分が……」と思うかも知れませんが、年齢に関わらずゴルファーの油断や不注意でカート事故が少なからず起きています。 自動車運転免許の取得当時を思い出して「教習所」で運転しているつもりぐらいでちょうどいいのかも知れません。
スコア入力はプレー進行前! 快適なプレーは「安全の上」に成り立っている
楽しくラウンドしているのに、わざわざゴルフ場で事故を起こしたい人なんていません。ついつい前の組に追いつこうと急いだり長い直線でスピードが出てしまうと、突然の急カーブなど危険が不意にやってきます。