【韓国】尹錫悦大統領への拘束令状２度目の発付 捜査当局「今回が最後という覚悟で準備する」
韓国のソウル西部地裁が7日、尹錫悦（ユン・ソンニョル）大統領に対して高官犯罪捜査庁（高捜庁）が再請求した内乱収賄容疑の拘束令状を発付した。韓国各メディアが伝えた。 高捜庁と警察国家捜査本部が参加する共助捜査本部（共助本）は同日「共助本が被疑者尹錫悦に対して再請求した拘束令状が、7日午後に発付された」と発表した。2度目の令状発付となる。 先月31日に裁判所から発付された令状の有効期間が6日で満了したことによるもの。韓国の現職大統領に対して拘束令状が発付されたのは史上初の事例だった。前回の発付後は、捜査当局が3日にソウル市内の大統領官邸に入り拘束を試みたが、大統領警護処の抵抗を突破できず、約5時間半で退却していた。当時、警察は「（抵抗している）警護処長を逮捕しよう」と提案したが、高捜庁が「衝突は避けよう」と、拘束を諦めていたと伝えられている。 オ・ドンウン高捜庁長は7日に国会に出席し「（1度目は）警護処の抵抗もあり、拘束令状を執行できなかった。国民に謝罪したい。今回が最後という覚悟で徹底的に準備します」と話しており、近日中には2度目の令状執行に踏み切るとみられる。
