大阪880万人訓練 緊急メール音響く その時、道頓堀は?
大阪「880万人訓練」緊急通知受信、その時の道頓堀は!? THEPAGE大阪
4日午前11時3分ごろ、大阪府内各地で携帯電話のメール着信音が鳴り響いた。府民が色々な情報源から地震発生情報を認識し行動できるようにと大阪府が「大阪880万人訓練」を実施。このため携帯電話はマナーモードにしていても「大津波警報発表」の音付き緊急速報メールが届いたわけだ。突然の音が鳴った瞬間、大阪市中央区道頓堀、グリコ看板前にある戎橋付近でも、多くの観光客らから「なんか鳴ってる」と驚きの表情があちこちでみられた。
東京から旅行に来た男性「驚きました」
大阪府危機管理室災害対策課によると、同日11時に「地震発生」、11時3分には「大津波警報発表」という想定で、府内全域に向け緊急メールを発信したという。これにより、地震発生情報を認識し行動できるようになるようにと府がはじめて今年で4回目となった。 東京から観光に来ていたという20代の男性2人は、ちょうどグリコの看板を眺めている時に着信に気づいた。「突然鳴りましたね」とすました表情で話すも、少し驚いたという。もう1人の男性は機内モードに設定していたため鳴らなかったという。 戎橋でテレビ番組「Youは何しに日本へ?」の取材をしていた男性も「んっ?なんだこれ」と驚きの表情で携帯電話を見つめ、ともに取材しているメンバーと話す。この訓練の内容を話すと「へぇそうなんですか」と納得の様子だった。 このほか、グリコ看板前ではちょうど記念撮影をしようと携帯電話をカバンなどから出している人が多く、あちこちで着信音が響き渡った。 同課の脇川智浩課長補佐は「着信音が鳴らなかった場合などは、これを機に『おおさか防災情報メール』やスマートフォンの防災アプリを入れるなどして頂ければ」などと話している。