ロッククライミングゲー『Cairn』PCデモ版がSteamで配信開始。両手足を動かして絶壁をよじ登っていく肉体的感覚がたまらん
海外インディースタジオのThe Game Bakersが、ロッククライミングを題材とした新作ゲーム『Cairn』のPCデモ版を本日よりSteamで配信する。デモ版は東京ゲームショウ2024出展のものと同様に序盤のチュートリアル的な部分をプレイ可能で、日本語にも対応する。 【記事の画像(4枚)を見る】 本誌では東京ゲームショウ時にプレイリポートを掲載しているが、あらためて簡単に解説しておくと、本作の特徴は、断崖絶壁の上で姿勢を保持しながら手足を1本ずつ動かし、じっくりよじ登っていくリアルなロッククライミング体験だ。 息を整えて崖のわずかな出っ張りを指先でつかみ、力を込めて身体を引き上げる……そんな緊迫した肉体感覚がコントローラーからも伝わってくるようなゲームとなっている。 残りの手足で身体を保持しながら、1本ずつ手足を動かして進んでいく。 チュートリアルパートはボルダリングジムのようになっている。上級コースまで制覇してから本番の壁に挑むのもよし。 そして本作、リプレイ性が高いのもポイントだ。今回のデモでプレイできるエリアは限られているものの、どういうルート・足運びで登るかはプレイヤーの自由に任されているので、「今度はこっちの斜面から登れるかな?」とか「あのアーチの下にある蜂の巣にたどり着くにはどう登っていけばいいんだ?」とかあれこれ考えながらチャレンジするのが楽しい。 ちなみに、たとえ一度クリアーした場所でも適当に登っていると割と簡単に滑落するので、相当慣れるまでは、壁に打ち込んで小休止できるピトン(ハーケン)なども利用しながら、自分のペースでじっくり取り組むといいだろう。 小さな滝で削られたほとんど垂直な壁も、思い切ってトライしてみたら登れた。 蜂の巣はアーチの真下という結構ハードな場所にある。 というわけでTGS会場でプレイできなかった人はもちろん、プレイできた人もあらためてチャレンジしてみて欲しい。スピーディーにアタックするコツをつかんだり、意外なコースを発見するうちに、2025年にPCと家庭用ゲーム機で発売予定とされている製品版への期待が高まるはずだ。