仏ダービー6勝のパスカル・バリー調教師が引退…ディヴァインライト産駒で英国クラシック制覇も
フランスの名トレーナー、パスカル・バリー(71)が44年の調教師生活に終止符を打った。「パリチュルフ」「レーシングポスト」の電子版が伝えている。12日に管理馬が最後の出走を終えた。 バリー師は98年ドリームウェル(同年の欧州年度代表馬)、18年スタディオブマン(ディープインパクト産駒)などで仏ダービーを6勝。仏オークスは05年ディヴァインプロポーションズ、17年センガで2勝を挙げている。マーク・プレスコット(英国)、フランソワ・ブータン(フランス)の助手を務め、80年に開業。英国では当時、ニューマーケットで修行中だった若き日の藤沢和雄元調教師とも交流があった。 海外での活躍も知られ、91年BCターフをミスアレッジドで制覇。BCマイルは02年ドームドライバー、03年シックスパーフェクションズで連覇している。ブラジルからの移籍馬グロリアデカンペオンでは10年のドバイワールドカップを制覇。08年の英1000ギニーでは日本で活躍したディヴァインライト産駒ナタゴラで英国クラシック制覇を成し遂げた(当時の鞍上はルメール)。