巨人-ソフトバンク戦で「王貞治デー」 工藤公康氏が語ったホークスを強くした王さんの功績
◆巨人―ソフトバンク(28日、東京ドーム) 巨人は28日、東京ドームで行われたソフトバンク戦を「王貞治デー」と銘打ち、大型ビジョンでNPB歴代最多の通算868本塁打を放った王さんの足跡を紹介するなどして功績をたたえた。 ■感動の再会…元ソフトバンク戦士が古巣仲間とハグ【写真】 イニング間にはゆかりのある人からのビデオメッセージが紹介された。福岡ダイエー(現ソフトバンク)が球団移転後初優勝した1999年に先発陣の柱として王監督率いるチームをけん引したソフトバンクの工藤公康元監督は「熱い思いをミーティングで語っている王監督を常に思い出しています。選手に伝えるときに情熱というものは何よりも大切ではないかなと思っています。その思いが強かったからこそ今の福岡ソフトバンクホークスは強いチームになったのではないかなと思います」とコメント。「野球界の未来のために王さんに力が必要だと思います。いつまでもお元気な姿で球場で会いましょう」と願った。 王さんと数多く対戦した江夏豊さんもビデオメッセージを寄せ「本当に素晴らしいライバルと勝負ができたという意味ではピッチャー冥利(みょうり)につきる。いつまでもお元気でどこに行っても活躍してもらいたい。王さんに育てられた人間としては一番に思うことですね」と語った。
西日本新聞社