森秋彩

　「パリ五輪・スポーツクライミング女子複合・予選」（８日、ルブルジェ・スポーツクライミング会場） 【写真】まるで忍者　あどけない顔に細い手足でスイスイとクリア 　ボルダー１１位で、２３年世界選手権銅メダリストの森秋彩（２０）＝茨城県連盟＝が得意のリードで完登目前までいき、リードでは堂々の１位タイ。総合４位まで順位を上げて、決勝進出を決めた。 　海外勢は鍛え上げられた上腕二頭筋などが目立つが、森は１５４センチと小柄で細身にも見える体つき。一方で、スルスルとクリアしていく姿に、ＳＮＳでは驚きの声が続出した。「森秋彩のギャップに脳をやられてる」、「かっこいいやばい」、「半端ない」、「二十歳なの？」、「あのちゃんになりえるくらい童顔」、「１４歳の頃から風貌が代わらない」、「雰囲気がもう天才」、「忍者みたいでかっこよかった」、「華奢に見える体でスルスル登っていく」、「腕めちゃ細いのに何であんなに登れるの」などの声が寄せられた。 　初出場となるパリ五輪。森は競技後「決勝はもっとハードだと思うし、面白い課題だと思う。ノビノビ登って、ありのままの姿で見ている人に、他の人をプッシュできるような登りができたら」と、振り返っている。 ◆森秋彩（もり・あい）２００３年９月１７日、茨城県出身。小学１年で競技を始めた。リードを得意とし、１９年の世界選手権の同種目では銅メダルを獲得した。Ｗ杯では２２年に初優勝し、複合と合わせて３勝を挙げている。筑波大在学中。１５４センチ。