子ども・子育て支援金制度についての情報は不十分?「全世代型社会保障」の構築という大枠を知る必要がある
まとめ
今後進められる少子化対策は、全世代型社会保障の構築という大きな枠組みのなかで捉える必要があります。 このようにいうと、少子化対策を国民全体で支えると聞こえるかもしれませんが、全世代型社会保障の構築は社会福祉政策全般を対象としているため、全世代で全世代を支え合うという互恵関係を成り立たせようとするものといえます。 少子高齢化が進む日本では、今後も社会福祉政策を維持・拡充させる必要性が高まるでしょう。そのためには、さまざまな政策分野で制度の見直しが図られる可能性が高いと考えておく必要があります。 政策論は難しく、簡単に理解することはできません。しかし、大枠を知ることで国の方向性や考え方を知ることができ、人生設計に役立たせることができます。 報道などで伝えられる一部の情報だけに目を向けず、少し立ち止まって全体像を見渡すと、少子化対策や子育て支援策について、また違った見方ができるようになるのではないでしょうか。 出典 NHK選挙WEB 内閣支持率 厚生労働省 「全世代型社会保障構築を目指す改革の道筋(改革工程)」、「こども未来戦略」について 執筆者:重定賢治 ファイナンシャル・プランナー(CFP)
ファイナンシャルフィールド編集部