「キープレイヤーは琴奈なんだよなー」何でもできる女子バレーのテクニシャン林琴奈はどうやって生まれた? 元日本代表主将・荒木絵里香が深掘り!
リベロ並みの粘り強い守備、小柄ながらも巧みでスピーディーな攻撃を武器とする日本代表アウトサイドヒッターの林琴奈選手。東京オリンピックではともに戦い、以降はその活躍を見つめてきた荒木絵里香氏は「玄人受けナンバーワン」と評す。 大好評シリーズ、動画「Number Volleyball Night」女子シリーズ第2回では、オールラウンダー林琴奈ができるまでを深掘りした。 【写真】「春高バレーで日本一」17歳の林琴奈…高校時代の先輩・宮部藍梨との2ショットも! パリ五輪での女子バレー日本代表激闘プレー集もあわせて見る
ずっと喋ってるからギャップがあった
荒木 今日は林琴奈を深掘りしていくということでがっつり話してもらいます。いつものお喋りの感覚、独り言じゃない感じでいきましょう。林選手とは東京オリンピックからの付き合いですよね。 林 東京オリンピックの前年、2020年からですね。2年間ありがとうございました。 荒木 当時、何歳差だろうと年齢差を調べたら15、6歳。そんなに離れているんだって思いました。コートの上と普段のギャップがあると言われるでしょ? すごくおとなしそうなイメージだったけどずっと喋ってるからギャップがあった。 林 第一印象はあんまりよくなくて、喋ったら「めっちゃ喋れるんや」とよく言われます。 荒木 いいキャラクターだと思います。高校卒業からJT(現大阪マーヴェラス)で活躍し、2年目で代表に入り、東京、パリとオリンピックに出場しました。ディフェンスは言うまでもなく、オフェンスの貢献度もすごいですよね。 林 いやぁ、まだまだ。 荒木 ほんとにいつも謙虚ですね。ディフェンスの林ってなっているけど、実はオフェンスだと思っています。 林 オフェンスは苦手です。 荒木 えっ⁉ それはないと思うけど。どんな場面でも冷静にプレーをしていて、毎年、地味に進化していっている。バレーボールファンの玄人受けナンバーワンなのよ、林琴奈は。一番見てしまう。キープレーヤーと言ったらエース陣が目立つけど、「キーと言えば実は琴奈なんだよなー」と解説の裏では言われているのよ。 林 えー、ちょっとプレッシャー。
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