<【推しの子】>復讐から解放されたアクア、お待たせのB小町、一行はゆかりの地・宮崎へ「情報多すぎて感情の整理がつかない」
アニメ「【推しの子】第2期」(毎週水曜夜11:00-11:30ほか、TOKYO MXほかにて放送/ABEMA・ディズニープラス・FOD・Hulu・Leminoほか)の第二十一話「カイホウ」が9月11日に放送された。たどり着いたアクア(CV.大塚剛央)たちの父、消失した瞳の星、新生B小町の再始動と一気に物語が進行。「B小町のターン待ってました!」「宮崎といえばあの場所か?」など、情報てんこ盛りのエピソードに注目が集まった。(以降、ネタバレが含まれます) 【写真】チョロすぎる性格がかわいいと反響だった有馬かな ■復讐は終わり? 瞳から星が消えるアクア アクアと姫川大輝(CV.内山昂輝)が異母兄弟だと判明して終わった衝撃の前話。打ち明けられた姫川から教えられ、ようやくたどり着いた父親の名前は上原清十郎。しかし、姫川が5歳のときに母と夫婦心中をして、すでにこの世を去っていた。父親がアイの殺害を教唆した黒幕だと考えていたアクアはこの事実を知り、復讐心の行きどころを見失ってしまう。翌朝、「いいのかな、もういいのかな…自由になって、普通に…幸せになっても」と自問するアクアの瞳からは、復讐から解放されるように、星が無散して消えていった。 本作における瞳の星はスター性を表していると考えられており、これまで天性のアイドルだったアイ(CV.高橋李依)、彼女の子どものアクアとルビー(CV.伊駒ゆりえ)、アイを投影させたときの黒川あかね(CV.石見舞菜香)の瞳に現れている。躍動が高まれば輝きは増し、復讐心のような負の感情に入ったときは黒く染まってもいた。 有馬かな(CV.潘めぐみ)は雰囲気の変わったアクアを「柔らかくなった」と例え、それそれでお気に入りのようだったが、演技の方はどう変わっていくのだろうか。SNSにはソフトイケメンになったアクアに対し、「柔らかいアクアくんもイイ!」「優しいお兄さん」とコメントが集まる一方、「復讐心がないとスター性が現れないというならアクアの役者人生は本当に悲しい」「天才役者を超えるのがスター性なんだよな。もうあの鬼気迫る演技はできないのだろうか?」と、役者としてのアクアの行く先を案じる声も上がっていた。 ■お待たせのB小町、次はMVに新曲! 今話では長らく待たされていたルビー、かな、MEMちょ(CV.大久保瑠美)の新生B小町の活動が再開。MEMちょのおかげで「B小町ちゃんねる」の登録者数は2万人まで来ており、ここからさらに注目を集めるために、MEMちょはルームツアー動画を提案する。最初は「私生活を切り売りを始めたら終わりよ」と反対していたかなだったが、「ルームツアー動画で出した私物は全て経費で落ちます」と聞いて、コロッと態度を変える。そんなかなの愉快な姿に視聴者からは、「相変わらずチョロw」「重曹先輩チョロすぎでワロタ」などツッコミが殺到していた。 MEMちょが提案した「B小町ちゃんねる」テコ入れプランはさらに続き、2つめはミュージックビデオを撮ること。プロモーションにもなり、高い再生数が見込めるミュージックビデオはアイドルには欠かせない定番コンテンツ。普通ならば1本撮るだけでけっこうなコストが発生するが、MEMちょの人脈のおかげで友達価格で撮ってもらえることに。さらにテコ入れプラン3つめは、オリジナル楽曲を作ること。今のB小町の持ち歌は、初代が歌っていた数年前の曲。そこで、今の世代に向けた新しい楽曲でアピールしようというものだった。 実は新曲発注はすでにミヤコ(CV.Lynn)が進めていたことが判明。その発注先というのはB小町の数々の楽曲を手掛け、名曲「STAR☆T☆RAIN」を作った人気作曲家のヒムラ(CV.平川大輔)だった。ただ、先月までの締め切りをすぎても上がってきていない。舐められていると疑うかなだったが、実際はそんなことはなく、ヒムラは本当に煮詰まっていただけだった。 新しい楽曲が浮かばず、「手癖でつまらねえ曲作りやがって」と、自分で自分の曲にダメ出しをするヒムラ。そんな状況を打ち破ったのは、ルビーからのメッセージ動画だった。まるでアイを思わせるようなルビーのアイドル性。創作へのモチベーションを失いかけていたヒムラはその衝撃で復活し、新曲作りに意欲を燃やすのだった。 ■アクアとルビーのゆかりの地、宮崎へ 次回はミュージックビデオ撮影となり、一行は宮崎へと行くことになる。宮崎と言えば、アクアの前世ゴローが勤めていた病院があったところ。さりなはそこに入院していたため、彼女の転生者であるルビーにとってもゆかりの地である。 ルビーがB小町にこだわるのは、大好きだった雨宮先生(ゴロー)に見つけてもらうためだが、彼女はゴローが何者かに殺害され、アクアに転生していることをまだ知らない。病院によるとゴローは行方不明ということだが、そうするとゴローの遺体は見つかっていないということなのか。そして、ラストでは謎の少女がほほ笑む。 謎が渦巻くミステリー展開に、「情報多すぎて感情の整理が追いつかない」「ゴロー先生、近くにいるのにもどかしい」「OPにいた少女ここでか。OP回収されていないのまだあるのよね」など、様々なコメントが投稿されている。 文:鈴木康道