【中山金杯】想定外だった〝プレッシャー〟 4着クリスマスパレード石川裕紀人が語った敗因
[GⅢ中山金杯=2025年1月5日(日曜)中山競馬場、芝内2000メートル(4歳上)] コースレコードホルダーであり、中山芝で3戦全勝という戦績も買われて1番人気に推されたクリスマスパレード(牝4・加藤士)。外枠からハナに行く形になり、5ハロン通過58秒7のペースを刻んだが、直線で苦しくなってゴール前で後続につかまった。 石川は「馬の感じは悪くなかったです。前に行く馬は多くてもテンに行く馬がいなかったので、こういう形は想定していました」とさしたる逃げ馬がいない状況でハナに立つ展開は〝想定内〟だったと振り返る。 一方で「力のある馬なので目標にされやすいし、2番手の馬のプレッシャーがきつかったですね。その中で自分のリズムで行けたし、スローにしたくなかったので淡々と行きました。ただ、プレッシャーのかかる時間が長く余力がなくなってしまいました」。ホウオウビスケッツのマークが思いのほかキツかったことを敗因に挙げた。 加藤士調教師も「このレースは内でロスなく立ち回る馬が有利ですし、人気を背負って相当マークされましたからね。つらいレースになってしまいました」と唇をかんだ。 それでも、差し馬がワンツーを決める決着で実績上位のホウオウビスケッツを振り切り、見せ場をつくっての4着。1番人気の意地は示した。
東スポ競馬編集部