【楽天の2024年新生活トレンド予測】「令和タイパ商品」「防災グッズ点検」「インテリアAR機能」などがキーワードに
■ インフレでリユース品の需要が拡大 家電やスマートフォン・タブレットなどリユース商品の需要が拡大傾向にあり、「楽天市場」におけるリユース家電の2023年流通総額は、2019年比で約1.3倍に伸長している(2019年2月1日~2019年4月30日と、2023年2月1日~2023年4月30日の「リユース家電」関連商品の流通総額を比較)。
スマートフォン・タブレットは2019年比で約1.5倍(2019年2月1日~2019年4月30日と、2023年2月1日~2023年4月30日の「スマートフォン・タブレット」関連商品の流通総額を比較)。
また、箱つぶれや旧型番などのインテリア・家電などアウトレット商品の需要も拡大しており、2023年の流通総額は2019年比で約1.2倍に伸長している(2019年2月1日~2019年4月30日と、2023年2月1日~2023年4月30日の「アウトレット商品」関連商品の流通総額を比較)。 ■ AR機能で「サイズや質感がわからない」課題解決につなげる 調査によると、ECサイトで大型家電やインテリアなどの購入経験がないユーザーのうち、約6割が購入しない理由として「設置・搬入の際のサイズ感がわからない」「実際に質感を確認したい」を選択しており、オンライン上での商品購入においてサイズや質感の確認に課題があることがわかった。 また、「AR機能を利用したいか」と聞いたところ、7割以上が「利用したい」と回答。新生活時期においてもAR機能を活用した大型インテリアの購入が増えると予測した。
「楽天市場」では、こうした課題解決に向け、インテリア関連商品の試し置きができるAR機能を2023年から導入している。
■ 新生活を始めるタイミングで、防災グッズを見直し 防災関連商品の流通総額が2019年と2023年で比較すると約2.7倍伸長した(2019年2月1日~2019年4月30日と、2023年2月1日~2023年4月30日の「防災グッズ」関連商品の流通総額を比較)。 直近では、場所を取らない小型化や防水タイプなどユーザーの目的にあわせた防災グッズへの注目が高まっているという。 また、調査では約3割が「特に防災グッズの準備をしていない」と回答。準備をしていない理由について「必要だと思っているが対策ができていないから」「何を揃えたらいいかわからない」「置き場所を確保できないから」が上位にあがった。
「どのような防災グッズを準備しているか」については、飲料水、懐中電灯、非常食、充電器・バッテリーなどが上位となり、こうした結果からも、トレンドとして「防災グッズ点検」をあげた。