森且行、SMAP5人へ「僕の宝物」思い明かす!伝説の断髪式秘話も
とは言いつつも、映画のなかに映し出される森は、足もとても細くなり、リハビリする姿も過酷に映った。決してポジティブな気持ちだけでは乗り切れないような状況だったことは容易に想像できる。
そんなとき治療やリハビリに立ち会ってくれた医師はもちろん、周囲の人々の励ましは、森の大きな力になったという。なかでも中居から「神様は乗り越えられないヤツには試練を与えない。だからお前は乗り越えられる」とメールをもらったときはグッときたという。
「実は事故にあってすぐに中居君からメールが来て。そのときは、骨盤は粉々だし、背骨は折れているし、足の感覚もなく、本当にダメだと思ったので『ダメ』って返しちゃったんです。そうしたらさっき話したメールが来て。それじゃあ頑張るしかないなと思ったんです(笑)」。
もう一つ、森がオートレーサーにこだわる理由について「僕はオートレースしか自信がないんです」と語る。だからこそ、復帰して走り続けたい。「爆弾を抱えているので、いつどうなるか分かりませんが、一生懸命楽しんで、もう一度日本一の舞台に立ちたいんです」。
伝説の断髪式!稲垣吾郎はいなかった
映画の中には、たくさんの人たちの森への思いが詰まっている。みな森がオートレーサーとして復帰することを願っていた。森と同じレースで落車した新井恵匠選手も、森の復活レースを見て涙して喜んでいる。 森自身「本当にたくさんの人に支えられて今の自分がある」と感謝を忘れない。そのなかでも、本篇中の節目節目で語られるSMAPのメンバーの言葉やエピソードは森の背中をいつも押してくれた。森がオートレーサーになると決断し丸刈りになる際も、皆が集まって断髪式を行った。
森は「多分言い出しっぺは中居君。『どうせ丸刈りになるんだから、ちょっと頭からせてくれよ』ってね」と懐かしそうに語ると「実はあのとき、吾郎ちゃんだけいなかったんです。用事があったのかな。でも僕と吾郎ちゃんは同級生で、そういう関係。いなくても変な思いにならない。それでいいんです」と笑う。