森且行、SMAP5人へ「僕の宝物」思い明かす!伝説の断髪式秘話も
心無いヤジ、最初は気になったが……
強い思いで挑んだオートレーサーの道。森は「デビュー戦はものすごいファンの方が来てくれました。その数に圧倒されたことを覚えています」と振り返ると「こんなに応援してくれる方がいるんだから、絶対に勝たないとダメだというプレッシャーがすごかった」と語る。結果は好スタートを決めると見事1着でゴール。森の夢が一つ叶った瞬間だった。 しかしデビューした当時はつらいこともあった。その一つは心無いヤジ。「『死ね』なんて言われることはしょっちゅうありました。やっぱり芸能界からこちらの世界に来たので、生半可な気持ちだと思われていたんでしょうね。落車などすると『芸能界に戻れ!』とか『お前は歌っていろ!』なんてことはよく言われていました」。
アイドルとして華々しい舞台にいた森。そういったヤジは想定していなかった。「最初は気になりましたよ」と笑うと「でもそんなことでくじけてはダメだという思いもあったので、ヤジをくれた人を絶対に見返してやろうという気持ちで挑みました。新人王を獲得して、25期のなかでチャンピオンになると、徐々に認めてくれる人も増えてきたような気がします」と勝負の世界、やはり勝つことが一番だと実感したという。
中居正広からのメールで「頑張るしかない」
その後、紆余曲折ありながら、2020年11月、森が46歳のとき、SG競走である第52回日本選手権オートレースに優勝し、最高の瞬間を味わった。しかし、「好事魔多し」とはよく言われるが、2021年1月にレース中の落車で救急搬送。選手生命どころか命も危ぶまれるほどの怪我を負ってしまう。 まともに歩けるようになるかどうかすら分からず、森はレーサー復帰を諦めなかった。当時を振り返り「ちょうどコロナ禍だったんです。誰もお見舞いに来ることができない状況が良かった。外出もできないし、本当にリハビリに集中することができたんです」とプラスに捉える。さらに「歩けないかも」と言われていた足が動くようになったことで「できるじゃん」とつらいリハビリも楽しくなってきたという。