FBIのクリストファー・レイ長官、トランプ氏就任前に辞任へ
【AFP=時事】米連邦捜査局(FBI)のクリストファー・レイ長官は11日、来年1月、ドナルド・トランプ次期大統領が就任する前に辞任すると表明した。レイ氏の職員向けメッセージを、FBIが公開した。 【写真】トランプ氏、高率関税や移民強制送還を重ねて主張 TVインタビュー レイ氏は、「数週間の熟慮の末、(来年)1月の現政権の終了まで務め、その後辞任することがFBIにとって正しいことだとの結論に至った」と説明。自身の辞任について、「FBIをさらなる混乱に巻き込まないための最善の方法だ」と述べた。 トランプ氏は来年1月20日に就任の予定。次期FBI長官として、自身に忠実なカシュ・パテル氏を充てる人事をすでに公表している。 レイ氏は2017年、前大統領のトランプ氏に任命された。ただFBIは2022年8月、機密文書持ち出し事件をめぐりトランプ氏のフロリダ州の自邸を捜索し、文書を回収した。 トランプ氏はレイ氏の辞意表明を受け、「クリストファー・レイの指揮下、FBIは根拠なく私の住居を違法に捜索し、違法に弾劾と起訴にまい進し、米国の成功と未来を妨害するためにあらゆることを行った」と、自身のSNS、トゥルース・ソーシャルに投稿。「辞任は米国にとって素晴らしい日になる」と歓迎した。【翻訳編集】 AFPBB News