【陸上】久保凛が“U18日本記録”で800m優勝 東大阪大敬愛高のワンツースリーには「すごくうれしい」と笑顔 2年連続のインターハイへ
◇陸上・近畿高校総体(16日、大阪・ヤンマースタジアム長居) 女子800メートル決勝では、東大阪大敬愛高2年の久保凛選手が、大会新記録となる2分3秒50で大会制覇。自身の持つU18日本記録を更新し、1500メートルを含めて二冠を達成しました。 【画像】4月には田中希実選手に800mで勝利した久保凛選手 レース後に健闘をたたえあう 久保選手はスタート直後から飛び出し、単独走でレースを展開。最初の1周を60秒で通過し、「ラストもしっかりスパートをかけることができた」と先月3日に行われた静岡国際陸上で出した自身のU18日本記録を0.07秒更新しました。 快走にも「高校記録を狙っていたので、その部分は悔しい結果」と久保選手。「自分の感覚的に足が動いているという感覚。ラスト150メートルからもう少しスパートをかけてスピードを出していればよかったかなという悔しさはあります」と語りました。 それでも14日に行われた1500メートルでも優勝し、今大会2冠でインターハイ出場が決定。4日間で1500メートル2本、800メートル3本のスケジュールで、最後を快走で締めくくった16歳は、「4日間を通して5本を走って、5本目で自分の自己ベスト更新と勝ちきるレースをすることができたのはよかった」と振り返りました。 そして東大阪大敬愛高でワンツースリーフィニッシュ。これには「ワンツースリーでゴールするのは狙っていたので、すごくうれしい」と笑顔をみせます。 今後はインターハイの前に、今月行われる日本選手権に出場予定。初出場の大舞台に「今回初めての憧れていた舞台なので、万全な状態で臨んで優勝と記録を狙いたい」と話しました。 ▽800メートル結果 1位 2分3秒50 久保凛(東大阪大敬愛高2年) 2位 2分9秒42 北村凜(東大阪大敬愛3年) 3位 2分9秒42 朝野流南(東大阪大敬愛高2年) ▽記録 日本記録 2分00秒45 杉森美保(2005年) 日本高校記録 2分2秒57 塩見綾乃(2017年)