主将・副将がメンバー外の明治大学、リーグ戦で不完全燃焼の東海大学と秩父宮で激突。ラグビー全国大学選手権3回戦
木戸キャプテンが「若いチームなので、まだまだ伸びしろがある」と言えば、神鳥裕之監督が「(早明戦は)今年のチームは、どんどん強くなるなと実感し、また大きく成長するのではないかと期待をもたせてくれるゲームをしてくれた」。
「本当の勝負は大学選手権だと思うので、絶対やり返せるという自信を持って勝ち抜いていきたい」と話していた通り、ここで負けるわけにはいかない。キャプテン、副キャプテンがメンバーから外れたが、自信を持って初戦となる3回戦に挑みたい。
続いては東海大学だ。前節からメンバー変更は1人にとどめた。FW8人は同じでPRシアレ・オトゥホウマ(4年)、杉浦皓亮(3年)、HO下江康輔(4年)、LOコンビは川瀬悠河、今井郁太(ともに4年)、バックローもFL薄田周希(3年)、共同キャプテンの汐月佑心、NO8大森光(4年)と上級生で構成する。
BKはSH山田莞大(3年)、1年のSO浦本明惟(松本聖陵)、CTB陣はキャプテン近藤翔耶と、木津谷勇輝(ともに4年)が入った。また、WTBは永瀬由太郎(2年)と中川湧眞(4年)、FBにコンラッド・セブンスター(2年)とお馴染みのメンバーが入った。
リザーブメンバーは4人入れ替えて、PR星田知裕(3年)、HO村田和志(4年)、LO中村太志朗(2年)、LO細川聖(2年)、SH井川天太郎(3面)、SO中村大介(4年)FB千葉康瑛(4年)と4年生が多い布陣となった。
東海大学の木村季由監督は、流通経済大戦後「まだまだ課題はあるが、前向きに捉えて選手権に向けて準備していきたい。出るのが目的ではないが、まだ勝てるチームになっていない。しっかり課題に向き合っていきたい」と前を向いていた。
明治大学としては接点、スクラム、ラインアウトからのモールで優位に戦いつつ、ランナーが揃うBK陣でしっかり仕留めたいところだ。一方の東海大学も接点、そしてセットプレーは春から鍛えて、自信のあるエリアである。FW同士の意地と意地のぶつかり合いが焦点を握ることになりそうだ。