【ONE】秋元皓貴が問題のウェイ・ルイ戦を振り返る「30-27はどう見たらそうなるんだよと。どういう風に見たのかなと不思議に思った」秋の日本大会での再戦へ意欲
■次は倒さないとなっていうのはあります
ルイと戦ってみての感想は「試合をしてみて思ったのはスピードだったりは、自分が想像していた通りあまりなかったのと、前足の使い方が上手い、ステップが上手いと思っていたけれど、そこをまず潰そうと意識していて。そこを潰したので、想像していた以上に相手は何も出来なかったんじゃないかなと思います」と、想像以上のものはなかったとした。 試合後のインタビューで、ルイが「自分が勝者にふさわしいと思う。でもパフォーマンスは10点満点で7点」と話していたことを伝え聞くと、「自分は10点満点なら7~8点になるのかなと思います」とし、「下がったのは秋元にコンビネーションを出させないため」と話していたことには「それをさせないように下がっているんだと思ったけれど、その分カウンターも怖くなかったし、下がって何かしてきたかと言うと何もしてきてないので。それでコントロールしていたというのはよく分からないですね」との意見を述べた。 解説で野杁正明も言っていたが、倒さないといけないとの意識を持ったかと聞かれると「倒す練習をしたし、倒したかったので、再戦になれば自分は完封することを第一に置いているんですが、次は倒さないとなっていうのはあります。ただ、倒さないといけないのはもちろんあるけれど、格闘技ってひとつのゲームじゃないけれどルールがあってそういう判定基準もあっての中で戦っているので、そこを抜きにして何としても倒しに行く練習をするのは自分の考えに反します。そこは今まで通り試合をコントロールする、完封して、プラスアルファで倒すことをしていかないといけない」と、再戦となればより倒すことを意識して戦うと答える。 その完封は出来たと思っているかとの質問には「とは思ってないです。ただ、試合をコントロールして戦うことは出来たし、やりたいことは出来たと思います」と、完ぺきではないがある程度は出来たと感じているようだ。 練習環境を変えてパワーオブドリームで練習してきた成果については、「PODでアドバイスをいただいて準備して話し合って、会長からもアドバイスをいただいて準備してきたんですけれど、言われていたことを意識して出来たし、潰しに行くことを徹底してやったことで自分が思った以上に思い通りに試合が出来たと思うのでそこはよかったと思うし、自分の成長につながった。これからもPODでやっていきます」とした。 セコンドに就いた江川優生、中島千博とは「2Rが終わってコーナーへ戻って、完全に取ったねって話はしましたし、相手が下がっていくからもっとフェイントを入れて行こうねって話をして。相手が下がっていくところでどうしようかとなって、3Rはより前に行きました」と的確なアドバイスをもらっていた。 「ルイの良さを消す、それを徹底して練習してきたので、そこを本番でやれたのは良かったと思います。前足を潰す、普段の動きをやらせないことをやってきました。攻撃面をいろいろ出せたけれど、もう一歩のところがありました。ルイは攻撃に行った時にカウンターを打ち返して来ると想定していたところで下がるところが多くて、行ききれないところがあったので。次は打ち返してくるかもしれないし、同じかもしれないけれど、リマッチが決まったらそこを詰めていきたいと思います」と、対策は間違いではなくより精度を高めていきたいという。 加えて、試合を見返したうえで「こうしておけばよかったというのはたくさんあります。練習してきたことで出来ていない部分はたくさんあるので。でも、この期間でやってきたことで試合のクオリティはある程度満足できるものでした」と思う部分はあるとした。
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