最終面接「落ちた」を「残った」に 〝お祈りメール〟から新たな出会い 選考落ち、連絡途絶えた友人が原点
メール一通で関係が壊れる「もったいない」
さらに、その友人は最終面接で落ちた企業に対しては憎悪にも似た感情を吐露していたといいます。 「せっかくお互い最終面接にいたるまでの関係を築いたのに、メール一通でここまで関係が壊れるのはもったない」と感じたといいます。 「メール一通で関係が壊れるのはもったいない」という思いは、ABABAのサービス内容にも反映。導入企業には、不採用のメール内容全般の調整も行っているといいます。 久保さんは「採用のコンセプトや人事の方の採用にかける思いなどをヒアリングし、『この会社を受けてよかった』と就活生が思えるような内容を1社1社話し合いながら作っています」。 「そもそも最終面接の結果を送らずに、不採用としているような企業もあると聞きます。最終面接で落とした人が、いつか中途採用の候補者として帰ってくるかもしれないし、お客さんになるかもしれない。そこをケアしている企業が、多くの人から選ばれる企業になるんではないでしょうか」 久保さんは「今後も、優しい採用活動の輪を広げていければ」と話しています。