Notion AI新機能でできること・便利になったこと|常駐アシスタント化、Googleドライブとも連携
3. ファイルと画像の読み取りにも対応
次に大きな新機能として、ファイルや画像の読み取りに対応できるようになりました。 右下のチャットから画像やPDFをアップロードでき、次のようなシーンでもAIの活用が可能になります。 ファイル・画像読み取りの主な活用事例 PDFの要約 デザインのフィードバック 難解なグラフの読み解き 画像の文字起こし PDFは、スキャンした資料でも認識が可能なのだそう。多くのページに渡る会社のPDF資料などもサクッと要約ができ、会社での利用にも重宝しそうな機能です。 またここで読み取ったAIの結果は、「この内容をページに保存して」と指示をするとNotionのページとして保管をすることも。 組織でAIを利用するとき、一人一人がバラバラに使うと会社の知識が分散してしまうところを、Notionに集めてナレッジにすることができるのも魅力ですね。
4. AIへの指示をワンクリックで生成
さらに、AIを使ったことがない人も気軽に使える機能として、プロンプトの自動生成機能もリリースされました。 AIに指示を出すための「プロンプト」は、AIをよく使う人でも毎回書くのが面倒だったり、どうしたら良いプロンプトが書けるか悩んだりすることも多いのではないでしょうか。 今回のアップデートでは、AIに質問するときによく使うフレーズをワンクリックで選択することができ、プロンプトを書かなくてもAIが使えるようになりました。 右下のAIチャットを開くと、画像のように「◯◯をする」といったアクションボタンがたくさん表示されます。 メールを作成したり、ページを要約したり、アイデアをブレストしたりといった動作がワンクリックで簡単に実行できます。 AIを社内利用する際、使いこなせているメンバーとそうでないメンバーとで差が出てしまいがちですが、これであれば社内全体でのAIの活用も捗りそう。
AIがアシスタントになる未来を目指して
1億人以上のユーザーに愛されているNotion。Notion Labs Japanの西 勝清氏は、Notionが愛されている理由の1つに「優れたUI・UXがある」と話します。 「AIを使おう」「この情報がほしいからAIに行かなきゃ」と普段の業務ツールから離れてAIツールに行くのは、とてもスイッチングコストがかかるもの。 そんななかでのNotion AIの最大の強みは、Notionという業務アプリのなかにAIが入っていて、さらにそれが複数の外部ツールの情報を横断できること。そしてそれらが、AIを使っていると意識していなくても自然に使えることだと説明しています。 AIが、Notionを使う全員にとってアシスタントのように身近な存在になる。そんな未来を見据えて、UI・UXに注力して開発しているのだそうです。 また今後、Notion AIではSlackとGoogleドライブの連携に加えて、JiraやGitHubなどのアプリケーションとの連携も予定しているとのこと。 ますます便利になる今後のNotion AIに、注目していきたいです。 Notion AIを利用するには フリープランでも応答回数20回までは無料で試用可能です。 それ以降は月額1,650円、もしくは年額1万6,200円のプラン申込みが必要(通常のNotion有料プランとは別)。 監修・取材:Rei/取材・執筆協力・撮影:みのくるみ Source: BUSINESS INSIDER JAPAN
Rei丨暮らしとNotion。