50年以上にわたって地震を研究し、鳥取県の防災対策策定にも携わった鳥取大学の西田良平名誉教授に長年の功績をたたえ、県から感謝状が贈られました。 感謝状が贈られたのは、鳥取大学の西田良平名誉教授です。鳥取県中部地震から8年となった21日、鳥取県庁で贈呈式があり、平井知事が感謝状を手渡しました。 鳥取県・平井知事： 私どもの防災対策は、西田先生のご見識やご助言の上に成り立ってきたと言っても過言ではありません。 西田名誉教授は、京都大学の助手だった1969年に地震研究をはじめ、その後、鳥取大学で山陰地方の地震活動について研究、2000年の鳥取県西部地震、2016年の鳥取県中部地震では、余震の発生予測や災害対策について助言などを行ったほか、県の原子力安全顧問や防災顧問などを務めました。 2014年から務めていた原子力安全顧問の任期を終えて退任することになり、これまでの防災力向上への功績をたたえ、県が感謝状を贈りました。 鳥取大学・西田良平名誉教授： 私が今まで得た知見が生かされたということは嬉しいですし、その一つの結果として、きょう感謝状をいただいたということでありがたく思っています。 西田名誉教授は、引き続き県の防災顧問を務め、今後、発生が想定される南海トラフ地震への備えを進めたいと話しています。