大阪・堂島エリアに新・高層ホテル、ビジネス街に貴重な大人数部屋も「15万円台」から
■ ビジネス街では貴重、大人数部屋も
大阪・堂島エリアに新たに誕生した高層複合ビル「大阪堂島浜タワー」内に7月17日、「カンデオホテルズ大阪ザ・タワー」(大阪市北区)が開業する。最上階の露天風呂や全客室、レストランからは眼下に広がる大阪市街地を一望でき、「絶景」をいかしたラグジュアリー空間が広がる。 【写真】最大6名の宿泊可能、スイートルーム(1室・15万8400円~) 「4つ星ホテル」というコンセプトを元に、全国展開する同ホテル。28棟目となる今回、上層17~31階にホテルチェーン最大の548室を備え、シャワー室はデザイン性にこだわった開放感のある全面ガラス張り(1室・2万9000円~)。ビジネス街では「大人数向きの部屋が少ない」という需要に応え、「カンデオスイート」(1室・15万8400円~)は仕事仲間や家族で集まれるダイニングテーブル付きで、最大6名まで宿泊が可能だ。 また初の試みとして、フロント17階には「エグゼクティブバーラウンジ」を設け、ホテル内でゆったりくつろぎたい宿泊客向けに、好きなだけスイーツやワインなどのドリンクを味わえるサービスも。事前予約制で、開業前ながら宿泊客の約3割が予約を希望しているという。(時間は夕方4時~夜10時、宿泊代+6000円)
■ 大阪府内に開業ラッシュも「棲み分けしている」
さらに、同フロアには近隣の会社員らも通いやすいよう、朝・昼・夜の全時間帯でイタリアンブッフェが楽しめるレストラン「ザ・シーズ スカイダイニング」がオープン。最上階(31階)には「ギネス世界記録」に認定され、世界最高クラスの高さを誇る「インフィニティ露天風呂」も完備し、いずれも難波まで続く御堂筋や中之島エリアなど「大阪らしい」風景を見渡せる絶景スポットだ(露天風呂の利用は宿泊者のみ)。 6月には地域密着型をめざす「大阪枚方」ほか、「心斎橋」「なんば」など、近年「大阪府内」で開業が相次いだ同ホテル。今回が6棟目となり、穂積輝明社長は「大阪のホテルは競争が激しいマーケットですが、難波などミナミでは『食い倒れ』目的の観光客、今回のキタではビジネスパーソンなど、棲み分けが可能。いずれも他社にはできない『空間体験価値』のある唯一無二のホテルに育てたい」と話す。 取材・写真・文/塩屋薫