GHC新王者・清宮海斗、「拳王チャンネル」初出演…「電撃合体」拳王の「面倒くさいこともこれから受け入れる」
プロレスリング・ノアのGHCヘビー級新王者・清宮海斗が4日、拳王のYou Tubeチャンネル「拳王チャンネル」に初の生出演を果たした。 清宮はこの日、両国国技館で行われた「WRESTLE MAGIC」のメインイベントでGHCヘビー級王者・イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.と壮絶な戦いを繰り広げ王座を奪還した。 試合後のバックステージでは、突然、現れた拳王へ「ノアを変えていくにはあなたの力が必要です。俺に力を貸して下さい」と共闘を呼びかけ拳王も受諾し「俺とお前でノアを変えていくぞ!俺とお前でプロレス界のトップに連れて行こうぜ」と固い握手をかわした。 この電撃合体を受けた国技館からの動画生配信で清宮は拳王とそろって出演。「2人でこれからプロレスリング・ノアを変えて行こうと思います」と改めて視聴者に誓った。 拳王とは4・11後楽園での一騎打ちで勝利し絶縁を通告。さらに「面倒くせぇんだよ!」と罵倒し続けてきたが、復縁を受けて「面倒くさいこともこれから受け入れようと」と寛大な心変わりを明かした。 この言葉に拳王は「プロレスリング・ノアをもっと上のステージにするために俺の力が必要ってしっかりとした分析できている」と絶賛。清宮は拳王との共闘する目的をノアを「プロレス業界1位にするため」と掲げ、「これからは拳王さんと2人でノアを変えていくので、このチャンネル見てくださっているみなさんも自分たちに付いてきてください」とメッセージを送った。 拳王も「今後のプロレスリング・ノア、マジで楽しみよ。未来がみえてきた。プロレスリング・ノアをかえていこう」と決意し両者は固い握手をかわしていた。 これまでに「新しい景色」「令和プロレス革命」など、業界1位の新日本プロレスを超える宣言を幾たびも繰り返してきた拳王と清宮。しかし、新日本との対抗戦では、拳王は昨年1・22横浜アリーナで内藤哲也とのシングルマッチに敗れ、清宮は昨年2・21東京ドームでオカダ・カズチカとの一騎打ちで負け、初出場となった昨年のG1クライマックスでは「予選落ち」するなど新日本を超えることは達成できなかった。 プロレスファンは、時代は変われど「強者」にあこがれを抱く。それが観客動員につながっていく。逆に敗者は衰退する。これは歴史が証明してきた過酷な現実だ。 今回の共闘で2人が真っ先にやるべきことは新日本への実力行使だろう。そして新日本を実力、人気ともに超えることができるのか。「業界1位にする」。言葉だけでなくリング上の戦いで「負の歴史」を払拭し「新日本プロレス」を制圧することを信じたい。 (福留 崇広)
報知新聞社