”甲子園のスター”から一転…プロで挫折を味わった主役(5)高卒3年で衝撃の”戦力外”
第106回全国高等学校野球選手権大会が8月7日から阪神甲子園球場で開幕。今年も夏の王者をかけて、連日熱い戦いが繰り広げられている。“聖地”で輝いた選手がプロで一流の活躍を見せる例も多くある一方で、上の舞台では実力を発揮できなかったものもいる。ここでは、プロ野球で挫折を味わった甲子園のスターを紹介する。 【表】夏の甲子園2024 組み合わせトーナメント表
佐藤世那
投打:右投右打 身長/体重:181センチ/87キロ 生年月日:1997年6月2日 経歴:仙台育英高 ドラフト:2015年ドラフト6位 仙台育英高(宮城)のエースとしてその名を轟かせた佐藤。2年秋に同級生の平沢大河、郡司裕也らとともに明治神宮大会を制覇した。 春の甲子園では2回戦敗退となったが、最後の夏に“聖地”へ返り咲き、快進撃の原動力に。150キロ近い速球と鋭く落ちるフォークを武器に全5試合を1人で投げ抜き、堂々の準優勝を飾った。 その後、2015年ドラフト6位でオリックス・バファローズに入団。しかし、プロ入り後は二軍でも打ち込まれるなど結果を残せなかった。 投球フォームも試行錯誤し、サイドスロー、アンダースローにも挑戦したが、わずか3年で非情通告を受けた。
ベースボールチャンネル編集部