自転車の酒気帯び運転容疑、長崎県警が初摘発…26歳男性に赤切符交付「飲み会した帰り道だった」
長崎県警は15日、改正道路交通法で罰則対象になった自転車の酒気帯び運転容疑で同県大村市の会社員男性(26)を摘発したと発表した。1日の改正法施行後、県警が摘発したのは初めて。 【図表】アルコール分解(約3~4時間)の目安…ビールなら500ミリ・リットル
県警によると、男性は3日午前0時頃、同市内の市道で、酒気を帯びて自転車を運転した疑い。警ら中の警察官が無灯火で走る男性を見つけた際、呼気検査で基準値を超えるアルコール分が検出された。
男性は「複数人で市内で飲み会をした帰り道だった」と容疑を認め、県警は刑事事件として扱う交通切符(赤切符)を交付。15日、大村署が道交法違反容疑で大村区検に書類送検した。
改正前は、自転車の正常な運転ができない恐れがある「酒酔い運転」だけが罰則の対象だったが、改正後は酒気帯び状態でも「3年以下の懲役または50万円以下の罰金」との罰則が新たに設けられた。