【香港】三田製麺所がリニューアル、海鮮丼店を併設
日系のつけ麺ブランド「つけ麺専門店 三田製麺所」は11日、九龍地区・尖沙咀の商業施設「K11アートモール(購物芸術館)」にある香港2号店をリニューアルオープンした。海鮮丼を中心とした日本食専門店「哲ペい食堂」を併設する。 改装には約6週間をかけ、席数を46席に拡張したほか、オープンキッチンを導入した。リニューアルオープンを記念し、日本で話題となったヒット商品「たまごかけ麺」(88HKドル=約1,700円)の提供を開始する。大分県産のブランド卵「蘭王たまご」を2つ使用したたまごかけ麺に、黒ノリ、トリュフ風オイル、牡蠣だし醤油のトッピング、ご飯を添えたセットで、来年1月中旬~2月には銅鑼湾(コーズウェーベイ)店でも提供し始める予定だ。 哲ペい食堂は16日にオープンする。テイクアウトまたはスタンディングカウンターで、繁華街でも手頃な値段で食べられる海鮮丼を目指し、「海鮮丼」「ネギトロ丼」「マグロ丼」「サーモン親子丼」などを78~110HKドルで提供する。 三田製麺所の香港フランチャイジーであるJ―FOODS HONG KONGの長谷川慧マネジングディレクターは、今後の店舗展開について「チャンスがあればその都度検討するが、店舗拡大を加速するよりも『三田製麺所だから行きたい』と思ってもらえるような特別感のあるブランドにしたい」とコメント。一方、コンパクトな場所で出店できる哲ペい食堂は、今後独立した店舗を展開していく可能性もあるとしている。 三田製麺所はエムピーキッチンホールディングス(東京都渋谷区)が創業したブランド。海外は香港のみで、シンガポールに本社を置く日系コンサルティング会社YCPホールディングス(グローバル)が運営している。尖沙咀と銅鑼湾の2店舗がある。