江戸の大工 社屋明るく 熊本工生がシャッターに絵 熊本市南区
熊本工高(熊本市中央区)インテリア科の3年生7人が、南区日吉にある建設会社「オフィス・エスビーケー」社屋のシャッターに、江戸時代の大工をモチーフにした絵を描いた。13日、同社でお披露目会があり、田崎恵三社長(48)は「通りも明るくなり、ありがたい。歴史ある建築業を発展させられるよう頑張りたい」と喜んだ。 同社は4月に現地移転。元々あった自動車整備工場の名残で、社屋の外側はシャッター部分が多く殺風景だった。普段は倉庫として使用。シャッターを下ろしている時間も長いため、同高に活用を依頼した。 生徒たちは授業の一環で、10月下旬から数回訪れて制作。縦3メートル、横18メートルのシャッターに、かんなで木材を削ったり、のこぎりで木材を切ったりする大工7人をペンキで描いた。 3年の渡辺夏帆さんは、「凹凸があるシャッターに手描きするのは難しく大変だった。通りかかった時に、ぜひ見てほしい」と笑顔で話した。(米本充宏)