波乱相場でも年初来高値更新 ! 今後も注目できる6銘柄
8月の全般波乱相場にあっても、悠然と年初来高値を更新する企業もある。その中から今後も継続注目できそうな6銘柄について、その強さを探った。 まず注目は、冷蔵倉庫と冷凍食品で首位のニチレイ(2871)。主力の加工食品が米飯類やチキン加工品など中心に家庭用、業務用共に好調で、今2025年3月期の営業利益予想を従来の390億円から405億円(前期比9.7%増)へ早くも上方修正した。 高吸水性樹脂世界首位の日本触媒(4114)も注目。合成樹脂の原料となるアクリル酸エステルなどの販売増加や円安の追い風で今2025年3月期の営業利益予想を150億円から180億円(前期比8.7%増)へ増額した。同銘柄の予想利回りは4%以上だ。 ハム・ソーセージ大手の丸大食品(2288)は、ハム・ソーセージや調理加工食品の販売増加で、2025年3月期第1四半期(2024年4~6月)の営業利益が16億6700万円(前年同期比71.1%増)と好調。10月から一部商品で10~25%の値上げを実施する予定だ。 このほか、航空貨物輸送が好調な三井倉庫ホールディングス(9302)、海底ケーブルへの投資復活で光部品が伸びる湖北工業(6524)、夏物スポーツ衣料などが活況のゼビオホールディングス(8281)にも注目しておきたい。 ※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
四季報オンライン