ウルトラヒーローも協力!事故防止へ「原則ハイビーム走行・反射材の着用」呼びかけ
とちぎテレビ
夕暮れ時と夜間の交通事故防止に向けたパトロールの出発式が10日、栃木県庁で行われました。原則ハイビーム走行や、反射材の着用を広く呼びかけるために、「光の力」を持ったあの人気のヒーローも、助っととして登場しました。 交通事故を防ぐために、栃木県警が「切り札」として力を借りたのは、あの人気特撮ヒーローのウルトラセブンと、ウルトラマンゼロです。 栃木県内では、今年に入ってから歩行者が亡くなった交通事故が21件発生していて、そのうち17件が夕暮れ時や夜間に起きています。そこで県警は「命を照らせ!」のスローガンのもと「ウルトラハイビーム大作戦」と銘打ち、ヒーローたちの「光の力」を借りて、ドライバーに原則ハイビーム走行・歩行者には反射材の着用を呼びかけていきます。 また11月の7日間で、交通事故により4人が亡くなったことを受け、県警察本部の難波健太本部長は、ウルトラヒーローの応援を受けることで「幅広い世代に呼びかけ、交通死亡事故が多発するピンチに県民とともに立ち向かっていきたい」と述べました。 式には、近隣の昭和小学校の児童たちも参加し、警察や関係団体などからキーホルダーが手渡されました。キーホルダーは光が当たると反射する素材が使われていて、11日から県内の警察署で交通安全のイベントなどで4千個配布される予定です。 その後、ウルトラヒーローが見守る中パトカーや白バイ、それに関係団体の車など合わせて22台がパトロールに出発しました。 県警本部の交通企画課・佐藤吉夫交通事故抑止対策官は「年末の交通安全県民総ぐるみ運動にも合わせ、12月中の夕暮れ時と夜間、歩行者と車の交通事故防止を図る取り組みです。ウルトラヒーローの光の力のように、明るく暗闇を照らしましょう」と呼びかけました。
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