山の日、御来光に歓声 白山・御前峰に登山者300人
「山の日」の11日、白山の最高峰・御前峰(ごぜんがみね)(2702メートル)で、登山者約300人が歓声とともに御来光を迎えた。石川県自然解説員として20年近く白山の草花を登山客に紹介している宮下由美子さん(57)=加賀市=は午前5時10分に御来光を撮影し、「例年よりも大勢の人でにぎやかだった」と語った。 宮下さんによると、今年は北陸地方の梅雨明けが8月1日と平年より遅かった影響で、7月の登山者は少なかった。その反動からか8月は人出が多く、11日の御前峰には前年の3倍ほどの登山者が訪れたという。 宮下さんは「宮司さんが万歳する場所の確保に苦労されるほどだった」と話した。