佐々木朗希は大谷&山本、ダルと面談していた 移籍先はドジャースかパドレスの二者択一 鬼筆のスポ魂
ロッテからポスティングシステムを利用して米大リーグ移籍を目指す佐々木朗希投手(23)が12月中旬に渡米した際、代理人を務める米大手エージェント会社「ワッサーマン・メディア・グループ」のジョエル・ウルフ氏とともに、ドジャースの大谷翔平投手(30)と山本由伸投手(26)、パドレスのダルビッシュ有投手(38)とそれぞれ面談し、球団幹部も交えて入団交渉を行ったという衝撃情報が全米の球界関係者に流れている。 【写真】ロッテ・佐々木朗が完全試合を達成した直後のロッカー室の様子 ■ヤンキースも参戦 大リーグ30球団の首脳が集結したウインターミーティング(米テキサス州ダラスで現地時間9~12日に開催)の舞台裏では「確定情報」として流れており、日米の球界関係者や野球ファンが注目する佐々木の移籍先は、西海岸のドジャースかパドレスの二者択一に絞られた可能性が高い。 複数の情報筋によると、佐々木は10日過ぎに渡米すると、ロサンゼルスでトレーニングを行いながら交渉球団をまず8~10球団に絞ったという。そして、ドジャースとパドレス両球団との交渉の際には、それぞれ日本人選手が出馬して165キロ右腕を直接口説いたというのだ。 ヤンキース、メッツ、ジャイアンツ、マリナーズ、レンジャーズなども獲得レースに参戦しているが、交渉内容の濃淡でいえば、大谷&由伸が出馬したドジャースか、それともダルビッシュが出てきたパドレスか。現時点で両球団のどちらかが正式契約を交わす最短距離にいることは間違いなさそうだ。 ■「25歳ルール」適用 佐々木は23歳。ドラフト対象外である25歳未満の外国人選手には、マイナー契約しか結べない「25歳ルール」が適用される。大リーグ30球団には10日に契約可能選手として公示され、交渉期限は米東部時間来年1月23日午後5時(日本時間24日午前7時)。ドラフト対象外選手については「国際ボーナスプール」と呼ばれる契約金の上限が球団ごとに定められており、これがリセットされる1月15日以降に移籍先の球団と合意する流れだ。つまり、この日からの約1週間が移籍先決定のタイミングとなる。 メッツは11日、ヤンキースからフリーエージェント(FA)となっていたフアン・ソト外野手(26)と15年契約を結んだと発表した。大リーグ公式サイトによると、総額7億6500万ドル(約1147億4500万円)。大谷が昨オフ、ドジャースと交わした10年総額7億ドル(約1015億円)を超えた。一方でメジャー契約ができない佐々木の場合、争奪戦が過熱しても金銭面での条件は高騰しない。