佐々木朗希は大谷&山本、ダルと面談していた 移籍先はドジャースかパドレスの二者択一 鬼筆のスポ魂
■うなぎ上りの人気
1月15日に更新される国際ボーナスプールは、ドジャースが約8億円で、パドレスや他球団も大差はない。165キロ右腕が安価で獲得できるからこそ、〝朗希人気〟はうなぎ上りとなったわけだが、逆に言えば札束の量が移籍先を選ぶ決め手にはならないわけだ。環境面やプレーのしやすさ、勝てるチーム、親和性…などの条件がお金よりも優先される。
こうした背景の中で、佐々木が尊敬し信頼する日本人プレーヤーの先輩たちが出馬してきたことは大きなインパクトだ。大谷や山本から「一緒にワールドシリーズ連覇を!」と呼びかけられれば、心は揺れるだろう。ダルビッシュから「ともに戦い、強いドジャースを倒そう」と言われれば、こちらも心に響くはずだ。
佐々木が最終的に選択するのはドジャースか、それともパドレスか-。さまざまな情報を交えて分析すればするほど、他の球団を選ぶ可能性は極めて低い。
=為替レートはいずれも入団合意時
【プロフィル】植村徹也(うえむら・てつや) サンケイスポーツ運動部記者として阪神を中心に取材。運動部長、編集局長、サンスポ代表補佐兼特別記者、産経新聞特別記者を経て特別客員記者。岡田彰布氏の15年ぶり阪神監督復帰をはじめ、阪神・野村克也監督招聘(しょうへい)、星野仙一監督招聘を連続スクープ。