福岡大大濠がライバル福岡第一との激戦制しV 主将の湧川裕斗はインターハイ優勝にも闘志【高校バスケ福岡県予選決勝】
◆全国高校総体バスケットボール福岡県予選男子決勝リーグ 福岡大大濠71―61福岡第一(2日、飯塚市総合体育館) ■福岡対決!激闘WC決勝戦をたっぷり【写真】 〝バスケ王国〟福岡県でしのぎを削る両雄の対決は、福岡大濠が福岡第一を10点差で破って3年ぶりの頂点に立った。両チームの公式戦での対決は今季6度目で、福岡大大濠がライバルに6連勝。3本の3点シュートを含む両チーム最多の24得点を挙げた主将の湧川裕斗(3年)は「スリーだけでなくツーポイントでも得点できた部分は成長を感じる」と笑顔で語った。 第1クオーター(Q)はチームのエースガードを表す「13番」を背負う湧川が躍動。鋭いドライブからのレイアップや威力抜群の3点シュートなど計12得点をマークして仲間を鼓舞した。 だが、第2Qに入ると相手主将の八田滉仁(同)を中心とする福岡第一に巻き返され、一時逆転を許す。4点リードで折り返した後半も第3Qに2度追い付かれるなど接戦となったが、第4Qは福岡大大濠がインサイドでの攻防で優位に立ち、追いすがる相手の反撃をかわした。片峯聡太監督は「前回(県中部ブロック予選決勝)は1点差(の辛勝)だったのでゲームの入りを警戒していた。中盤で苦しい場面もあったが、序盤のリードを保って、冷静に落ち着いてバスケットを進められた」と語った。 今夏の全国総体(インターハイ)は福岡県でバスケットボールが開催されるため、同県の男子は福岡大大濠と福岡第一の2チームが代表切符を獲得した。湧川は2017年以来となる5度目の日本一に向けて「応援してくださる地元の皆さんにいい結果を見せられるよう、一戦一戦頑張りたい」と闘志をみなぎらせた。(山崎清文)
西日本新聞社