東京製鉄 スクラップ体積を計測 岡山で試験運用
東京製鉄は2024年11月から、岡山工場(岡山県倉敷市)でトラック積載容量計測システム「キャパライザー」の試験運用を開始する。これは台貫に設置された3Dレーザースキャナーでスクラップ企業が持ち込んだトラック内の鉄スクラップの容量(体積)を計測するシステム。台貫に車両を載せると重量とともに、荷台のスクラップ体積を計測し、かさ比重を算出する。これまで目視で把握していたスクラップの厚みなどの品種判定要素にかさ比重を加えることで、検収精度を高めることができる可能性がある。「今後、数カ月かけてシステムで得たデータを収集し、スクラップ検収に活用できるかを検討する」(購買担当)。