スライス、引っかけ、ダフリのミスをなくせる“等速スウィング”はパッティングでつかめ!【スウィングは”加速”より”等速”がいい・後編】
どうやってるの? ターゲットは決めず気持ちよく振り抜く
「等速パッティングは、ターゲットを決めません。距離も方向も考えなくていいです。気持ちのいい振り幅で、振り子のように振り抜くだけです。そしてインパクトは通過点にします」
何かを足さない&引かない。その感覚が大事!
【フォロー“小”引いている=減速】 「振り子のイメージですからフォローの大きさに注目しましょう。フォローが小さい場合、減速の要素になります。インパクトで合わせたり、力感の変化がある証拠です」 【フォロー”大” 足している=加速】 「加速させようと何かを足す動きが入るとフォローは大きくなります。あくまで等速が重要ですから、何の力も加えず、ヘッドの重さだけを感じながらストロークしましょう」
【北野プロのおすすめドリル 】ヘッドスピードにこだわらない!
最後に北野プロから等速スウィングをマスターするドリルを教えてもらった。そのキーワードは大きく2つあるという。 「アマチュアは、ヘッドを加速させるからミスが出るわけです。であれば、ゆっくり振ることから始めればいいんです。アマチュアはゆっくり振るのが苦手なはずです。フルスウィングはある意味、勢いで振れるからです。いつもより短い距離をフルスウィングで打ってみてください。ドライバーで150Y、7Iで100Yが目安です。 もうひとつのキーワードは体で振ることです。結局、ヘッドを加速させたり、減速させたりするのは、その大半が手や腕の余計な動きです。手は使わず、体で振る感覚が身につけば、急加速も急減速も自然に抑えられます。ゆっくり振る、体で振る、この2つの感覚がわかれば、等速スウィングも簡単にマスターできますよ」
ドリル①ちょい短い距離を打つ
「振り幅はフルスウィングのまま、少し短い距離を打ちます。距離を抑えるには、スピードを遅くするしかありません。ドライバーで150Yを打つ練習は予想以上に難しいはず。ゆっくり振る感覚をつかみましょう」
ドリル②手は絶対に使わない
●腰の後ろで手を組んでボディターン 「体で振る定番ドリルですが、ポイントは手を後ろで組むこと。腕がない状態で素振りをするので、より体で振れるようになります。前で手を組むと腕が使えるのでNGです」
●ドライバー垂直キープ素振り 「ドライバーを垂直に立たせたまま、ボディターンします。手を使う人ほど、シャフトが斜めに傾きます。体と腕が完璧に一致していれば、垂直のまま素振りできます」 PHOTO/Yasuo Masuda THANKS/サザンヤードCC ※週刊ゴルフダイジェスト12月24日号「加速より等速がいい」より一部抜粋
週刊ゴルフダイジェスト