【阪急杯】前走距離と種牡馬から好走馬を分析 京大競馬研の本命はルプリュフォール
距離延長馬は不振
2月25日(日)に阪神競馬場で阪急杯(GⅢ・芝1400m)が行われる。今年は阪神C勝ち馬ウインマーベル、3連勝中のアサカラキング、素質馬ダノンティンパニー、セントウルS3着馬スマートクラージュなど注目馬が揃った。今回も過去のレース傾向などを踏まえて予想をしていく。 【中山記念2024 データ分析】3枠より内が特定条件クリアで単勝回収率241%! 脚質別成績などデータで徹底分析(SPAIA) まず、過去10年の阪急杯における前走距離別成績について調べた。前走から距離を短縮した馬は【4-3-4-43】で勝率7.4%、連対率13.0%、複勝率20.4%とまずまずの成績を残している。今回であればカルロヴェローチェ、ダノンティンパニー、ボルザコフスキー、ルプリュフォールなどが該当する。次に、前走と同距離の馬は【4-5-3-34】で勝率8.7%、連対率19.6%、複勝率26.1%とこちらも好成績。ウインマーベル、アサカラキング、メイショウチタンが該当する。 対照的に、前走から距離を延長した馬は【2-2-3-55】で勝率3.2%、連対率6.5%、複勝率11.3%と振るわない。距離延長の馬は評価を下げたい。サトノレーヴ、スマートクラージュ、サンライズロナウドなどが該当する。
阪神芝1400mで好成績の種牡馬は?
次に、2014年以降の阪神芝1400mにおける種牡馬別成績について調べた。最初に注目したいのはロードカナロア産駒だ。成績は【30-14-21-180】で勝率12.2%、連対率18.0%、複勝率26.5%と好成績を残している。ルプリュフォール、エンペザー、サトノレーヴなどがロードカナロア産駒だ。 ほか成績がいいのはディープインパクト産駒【32-27-31-201】勝率11.0%、連対率20.3%、複勝率30.9%や、キズナ産駒【8-11-11-68】勝率8.2%、連対率19.4%、複勝率30.6%、ハービンジャー産駒【11-7-5-77】勝率11.0%、連対率18.0%、複勝率23.0%あたり。該当馬はそれぞれダノンティンパニーとスマートクラージュ(ディープインパクト産駒)、アサカラキングとボルザコフスキー(キズナ産駒)、サンライズロナウド(ハービンジャー産駒)となる。 逆に、成績が振るわないのがアイルハヴアナザー産駒で【1-0-0-17】複勝率5.6%。ウインマーベル自身の阪神C以外は好走例すらない。