見逃しがちな【足裏と足首の硬さ】を解消して柔らかく!年齢を重ねても動ける体のための足ストレッチ
日ごろから足裏や足首を意識してさわったり、ストレッチをする機会は少ないかもしれませんが、年齢を重ねても元気に動ける体づくりのために、足裏や足首の柔軟性も保っていきましょう。 *写真で詳しいやり方を見る→年齢を重ねても動ける体のための足ストレッチ ■硬い足裏や足首が起こす不調 ■■日常の動作への影響 足首が硬いと、足裏や足首の筋肉がスムーズに動かしづらくなります。日常生活や運動時に動作がぎこちなくなって、歩行や階段の上り下りなどでバランスを崩しやすくなります。 ■■怪我のリスク増加 足首の柔軟性が低いと、バランス能力が低下して転倒のリスクが高まります。また、可動域が狭いことで、足首をひねりやすくなり、捻挫や足首の怪我のリスクが高まります。 ■■足裏アーチの機能低下 足裏には3つのアーチがあり、歩いたり走ったりする際に地面からの衝撃を和らげ、バランスを保つ役割を果たしています。足首が硬くなると、足裏のアーチが崩れやすくなって、衝撃を効果的に吸収できなくなります。その結果、膝や腰に負担がかかり、姿勢の乱れや痛みを引き起こすことがあります。 ■■血行不良 足裏や足首が硬くなると血液循環が悪くなり、足先の冷えやむくみを引き起こしやすくなります。これが慢性的な足の疲労感やだるさにつながります。 足裏や足首は、意識的にストレッチをすることが少ないかもしれませんが、健康維持のためには柔軟性を保っておきたい部位です。今回は、少しずつ柔軟性をつけていくストレッチをご紹介します。 ■足裏や足首の硬さをやわらげるストレッチ <やり方> ① 四つ這いの姿勢で、右のつま先を立てる(左足の甲は床につけたまま)。 ② お尻をゆっくりとかかとの方へ近づけながら、足の裏、足指の付け根に体重をかけていく。つま先や足裏にちょうど良い伸びを感じられるところでストップする。余裕があれば、右膝をほんの少しだけ床から浮かせてみる。呼吸をゆっくりと続けてキープ。 ③ 両手をついて右足を持ち上げ、右の足首を回してゆるめる。 ④ 正座から左膝を立てる。右足の甲は床につける。 ⑤ 両手を後ろにつき、上半身を後ろに倒してお尻に体重を乗せていき、右足の甲を伸ばす。もう少し伸ばしたい場合は、右膝を少し床から浮かせる。 ⑥ 四つ這いに戻り、左足も同じように行う。 ライター/吉田加代子(ヨガ講師)
吉田加代子