ベンフィカがロジャー・シュミット監督を解任 ルイ・コスタ会長「交代させるべきだという結論に達した」
開幕から出遅れ
8月31日(現地時間)、ポルトガルのベンフィカ・リスボンはロジャー・シュミット監督の解任を発表した。 今季のベンフィカは開幕から4試合を終わって2勝1敗1分けの勝ち点7で6位と出遅れている。30日に行われた4節モレイレンセ戦が1-1のドローに終わり、開幕から4戦全勝で首位に立つライバルのスポルティングCPとの勝ち点差が5に広がったことで、首脳陣は監督交代を決断したようだ。 8月31日に元ポルトガル代表でベンフィカのOBでもあるルイ・コスタ会長は、以下のような声明を発表し、シュミット監督の解任を発表した。 「シュミット監督には、彼がもはやベンフィカの指揮官ではないことが告げられた。我々はチームに安定を求めていた。しかし開幕から4試合での結果とパフォーマンスを見て、監督を交代させるべきだという結論に達した。新しい監督については、すぐに発表したいと思っている」(ドイツ紙『Bild』より) ポルトガル紙『A Bola』によると、後任には2018-19シーズンから2季にわたってベンフィカで指揮を執ったブルーノ・ラージ氏が有力視されているという。 シュミット監督は、2022年7月にベンフィカの監督に就任。今年春にはトーマス・トゥヘル前監督の後任を探していたバイエルン・ミュンヘンの次期監督候補の一人として去就が注目されていたが、「私が今の契約通り2026年までベンフィカに残ることは明らかだ。それを私自身も望んでいる。私はマーケットには出ていない。ベンフィカで仕事があるんだ」と現地メディアの取材に対してコメントし、ベンフィカでの指導に意欲を見せていた。
構成/ザ・ワールド編集部