「イオン」「ヨーカ堂」「オーケー」「ロピア」――首都圏食品スーパー最終決戦の勝者
USMHとまいばすけっとを傘下に持つ国内最大手のイオングループ (C)tamayura39/stock.adobe.com
2024年6月、食品スーパー、「いなげや」の株主総会でユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(USMH)との株式交換が承認されたことで、いなげやはイオングループの関東地区食品スーパーUSMHの子会社となった。これによりUSMHは、マルエツ、カスミ、マックスバリュ関東、いなげやの4社がぶら下がる巨大食品スーパー連合となり、その営業収益単純合計はUSMHの7066億円に、いなげやの2614億円が加わり、9680億円という国内最大の食品スーパーが誕生した(昨年度のトップは同じくイオングループの中四国食品スーパーを統合したフジ)。 三重県発祥のイオンは、かつては関東で出遅れ感もあったが、有力スーパーをM&AによってUSMHとして組成することで、ついに国内最大のマーケットである関東でトップシェアを確立した。このマーケットにおいても、決勝リーグが始まろうとしている。そのメンバーに残るのはどの企業なのだろうか。 関東の食品スーパーの主要プレイヤーを抽出したのが図表1である(営業収益などを開示している企業から抽出しているので、ランキングではなく、抽出表と理解願いたい)。
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中井彰人